第212話 あと一週間
あと一週間。
娘の公立高校の受験まで。
今日も、塾に行ってる娘。
もう待ったなし。
ここまでくると、プレッシャーもあるけど、開き直るしかない。
娘は、話していても、たまによくわからないことを口走るときがある。
心ここにあらず状態。
考えてることと、話ししてることが、バラバラ。
まあ、しゃーない。
娘にとっては、人生で初めての、転換期。
親として、なにか力になってあげたいけど、今は何を言っても、力にはなれない。
正直、何の力にもならないけど、お弁当作るついでに、毎日、娘の朝ごはんを作ってる。
今日の朝ごはん。
毎日毎日、ほぼ一緒のメニューやけど(笑)
毎朝、ぎりぎりに寝ぼけて起きてくる娘は、静かにそれを食べてる。
父親は、それくらいしか役に立たない。
肝心なときは、やっぱり母親には勝てない。
受験も、恋愛も、人間関係も、やっぱり母親が支えてる。
少し寂しいけど、娘が、最終的に、幸せならOKだ。
こんな、なんとも言えない毎日も、あと一週間。
なるべく、他でストレスを感じないように。
静かに見守ろうと思う。
早く進路が決まって、春が来てほしい。
今年は、いつもと違う桜が見れたら幸せだ。
娘の笑顔をあてに、美味しいお酒を飲みたい。
今はそれだけが楽しみ。
あと一週間、とにかく頑張ろー。
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