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我が故郷、リーズ大学に思いを馳せる Part.1

学生時代に唯一、学生生活をまともに送ったといえば、学部で義務付けられている半年の語学留学の時期だったと思う。正直言って、この留学生活のために高校時代は受験に向けて猛勉強を重ねたようなものだった(笑)ただ、この時期が終わってしまってからは元々居場所のなかった大学内での生活に戻される上に、そんな中で就職活動が同時に訪れて、結果的にニート卒業生としての道を歩むことになった人生最大の黒歴史に突入するのだが、今回はその半年の留学生活でお世話になった、リーズ大学での日々を振り返っていこうと思う。

そもそも、リーズ大学を選択したのは親父からの勧めだった。当時は仕事の関係でイギリス出張の頻度も多かった親父が、現地のスタッフにお勧めの留学場所を尋ねたところ、我が母校で指定されていたシェフィールド大学とリーズ大学のどちらかであったら、多少学費が高くても断然に後者の方がいいと伝えられたらしく、しかもリーズ大学は寮生活ということもあり、ホームステイに比べてもプライバシーや個人の時間が確保できるメリットを考慮し、迷いなくこちらの大学を選択することにした。

勿論だが、留学先は定員制でもあったため、場合によってはリーズ以外の選択肢を余儀なくされる可能性もあったが、学生生活は悲惨でも学業は真面目にこなしていたことが幸いし、希望通りにリーズへの留学が決まった。ちなみに、第二志望はアメリカのボストン大学であったが、帰国後に雰囲気を言伝で耳にした限り、個人的にあまり雰囲気は合わなそうな印象であったので、やはりリーズ大学を選択しておいてよかったなと今は感じている。

では、今回は少し当時通っていた校舎について話そうと思う。上記の映像は少し前のリーズ大学の様子が写されているが、基本的に自分が通っていた10年以上前と雰囲気はほぼ変わらないようで本当に懐かしさがこみあげてくる。学内には由緒正しき英国的な建物が数多く残っており、それだけでも外国にやってきたというこの上ない体験をもたらしてくれるのだが、驚くことに食堂や購買近くには英国式パブやライブハウスも併設されていて、パブに関しては何度も友人たちと酒を飲み交わしていたし、ライブハウスは頻繁に利用され、主にメタルコアと呼ばれる音楽ジャンルに分類されるバンドのライブも開催されていたのでよく足を運んだ。

寮は2食付きだったので、朝と夕は食堂で飯を食うことが多かった。食堂は勿論のこと、パブを除いて軽食ホールでも利用できる7ポンド分のプリペイドが、毎日更新される形で朝夕併せて利用できたのだが、稀に外出する際にプリペイドを利用しないと失効してしまうので、軽食や飲み物を購入することで無駄にならないように工夫していたのも懐かしい。食堂は基本的に清潔そのもので、ベジタリアン向けの食事がいち早く導入されていたのも驚いた。友達の1人がダイエットも兼ねて一度食べてみたものの、味に癖があり食べられなかったのはイギリスの洗礼だったのだろう…(笑)

個人的には、動画内でも紹介されている「OLD BAR」というパブが一番のお気に入りスポットだった。飲酒が18歳で法律上認められている国ということもあるのだろうが、学内に学生も自由に利用できる居酒屋があるのも驚いたし、夜遅くまでパブで飲んでもそのまま学内から出ずに寮に帰宅できることも非常に有難かった。お気に入りはGuinnessとFostersだったが、日本のアイリッシュパブと比較してもビールが安かったのも非常に有難く、随分とお世話になったものだった。ちなみに、イギリスの飯は不味いとは定説のように語られるが、このパブで食したポテトはとてもうまかった。仮にうまかろうが不味かろうが、あの空間で酒を酌み交わすことが最高なのだ。

ということで、今回はここまでですが…次回は深堀していこうと思うのでよろしくお願いいたします(笑)



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