航空券に毎回SSSSが印字された時のお話
今回は航空券にSSSSが毎回印字されてた時のお話です。初めにSSSSとは何かというと"Secondary Security Screening Selection"の頭文字で、通常の保安チェックの他に搭乗時に検査を受ける対象人物を示すものです。通常はごく稀に本当に稀にランダムに選出されるらしく選ばれたら少し早めに搭乗ゲートに行ってチェックを受けます。タイトルの通り自分は一時期毎回米国へ渡航する際に印字されていました。最初はなにこれ?二回目はまた?ってかこれがデフォルトなんじゃ?三回目はやっぱりな・・・となります。これのデメリットは他にもセルフチェックインもできないこと。だから有人のチェックインカウンターに並んで発券してもらう必要があること。そしてチケットにSSSSが印字されているのをグランドスタッフが見るとなんだかお気の毒な顔をされます。なぜ何度もSSSSに選ばれるのか理由は定かではありませんが、ネットではFBIの要注意人物のリストに入っている、危険人物などなどどれも身に覚えのないものばかり。流石に搭乗ゲートで靴脱がされて、身辺チェックされるのは気持ちの良いものではなく、解除してもらうことに。
□思い当たる節
短期間に様々の方法で米国に入国したため?
22歳から学生ビザでワシントン州に滞在
25歳から就労ビザでニュージャージー州に研修として1年半駐在。この時米国大使館の面接で学生ビザが残っていてこれは自動的に失効するという説明を受けたもののその後入国の度に"Are you a student?"と聞かれていたので多分うまく失効されていなかったと推測
その後27歳に帰国。その後は米国への渡航はESTAに。この時からSSSSが印字されるようになったので、何かがおかしくなった・・・
ちなみに自分の名前はありきたりでもなければ同姓同名、似た顔の国際指名手配犯はいないと思います。
□解除までのステップ
ネットで調べてみるとSSSSが印字されたという記事はよく見かけたけど、毎回なったり解除したという日本語の記事はあまり見当たらなかった。"How to remove SSSS from boarding pass"で調べるとどうやらDHSにクレームをつける必要があるとのこと。DHSとはUnited States Department of Homeland Securityの略称でつまり米国国土安全保障省のこと。スーツケースによくあるTSAマークのもこれに関係しているようです。そのDHSのWebページで確認したけどどこから問い合わせれば良いのかわからなかったので、とりあえずメールを送ることに。もちろん英語で。
内容は、何度もSSSSマークが印字されていることに対し、自分は全くの潔白だからリストから外して欲しい。というもの。それから自動でメールを受け付けたとメールが届いてから待てど暮らせど何を持ってステータスが変わったのかは不明。しかしある日突然DHSのサービス対応のアンケートのメールが届きました。よくわかんないけど、とりあえずアンケートには答えてみたけど、解除されましたという類の案内はなし。
だけど、その後再び米国に渡航する機会があり、その際はオンラインチェックインも、搭乗券にSSSSが印字されることもなくすんなりいけました。そして何故か、往路のみだったけど、ビジネスクラスにアップグレードされ、貴重な体験をすることができました。
一度ならともかく何度もSSSSが印字された搭乗券を手にすることは滅多にないことかもしれませんが、何度もある方は、DHSにクレームを入れることをお勧めします。