上方落語協会志演義⑧〜繁昌亭昼席の番組「未来予想図」
【前提1】繁昌亭昼席の番組について、噺家からよく聞く不満(?意見?)は、大概、以下の3つです。
①年功序列にすべき(平等であるべき)
②若手抜擢をすべき
③実力主義にすべき(何でも平等は良くない)
この3つは繁昌亭開設当初からよく聞きました。
しかし、この3つのうち、①は、②や③とバッティングしてるように見えますので、議論としては、今までは
「そんな全員の希望を満たすことなんか出来ひんのじゃ!」
とブチ切れて終わっていました(笑)…まあ居酒屋論ですが。
【前提2】2024年時点での昼席の番組作りのシステムは、「前座」「それ以外」のそれぞれの出演者枠内において、出演回数(ローテーション)においては完全に「平等」です。
【前提3】「上方落語協会志演義⑦〜繁昌亭昼席の番組」でも書きましたが、繁昌亭昼席の番組づくりの歴史は、「上方落語協会が、どのように公平性・公正性・平等性を担保していったのか?」についての歴史でもあります。
〈導き出される予想〉
【前提1】【前提2】【前提3】から類推すると、
「将来的には社会情勢から昼席の番組づくりはこうなる」という1つの未来予想図が浮かび上がります。ただし、現時点では、まだそれは出現しません。
※言うておきますが、この記事は、あくまで「こうすべき」とかではなく、「恐らく近未来こうなる」という予測です。
(理想像ではなく、予想像です)
ということで、本日は「昼席番組づくりの未来予想図」と「なぜその未来予想図は今はまだ現れないのか」について解説いたします。
本日は、「上方落語協会志演義⑦〜繁昌亭昼席の番組」の続きの記事ですので、いきなり有料です。
本日の記事「上方落語協会志演義⑧」は、実は「演義⑦」とセットと思ってお読みください。
未来予想図
ここから先は
¥ 1,000
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートは、株式会社笑福亭たま事務所の事業資金として使わせていただきます!