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仕事で追い詰められた時に思い出して欲しいタモリさんの名言

「真剣にやれよ!仕事じゃねえんだぞ!」

というタモリさんの名言がすごく好き。

仕事中にいっぱいいっぱいになっている時、ふとこの言葉を思い出すと、ちょっと肩の力が抜けます。

何を真剣にやってるんだ私は。たかが仕事だぞ。って自分に言い聞かせる。

私は昔から仕事に全力投球してしまう人間です。仕事中に100%どころか120%をいつの間にか出してしまっている。脳はフルスロットルで、あっちいったりこっちいったりしながら、いろんな仕事をこなす。こなす。こなす。

そんな事をしているから、帰宅するともうクタクタで、何もしたくない。
お風呂に入るのも、ご飯を食べるのもめんどくさい。家について、一度座ってしまうとなかなか立ち上がれなくて、そのまま床で寝てしまう事もたびたびあった。
自分の体力・気力等を仕事に全振りするせいで、プライベートはまるでポンコツ。

 一度、びっくりしたのが、歯磨きをしている最中に寝てしまっていた事がある。
関西へ引っ越してきて妹と一緒に暮らしていた時の事。
朝起きた妹が私の部屋の電気がついているのを見て、「姉ちゃん、また電気消さずに寝ちゃったんだな」と部屋に入ると、中央に置いていたこたつで私は寝落ちしていたらしい。
妹が電気を消そうと部屋に入ると、なんだか違和感が。
「あれ、なに?」
私に違和感を覚えた妹が私に近づくと、口からなんか出てる。え?!歯ブラシじゃない!?
「姉ちゃん、姉ちゃん!」妹が私を起こす。
「ん~?」私、少しだけ反応する。
「大丈夫?歯ブラシ口に入ったままだよ!?歯磨き粉は!?」
「・・・ごっくんした・・」
と言って、歯磨きを口から出し、また眠ってしまったらしい。
ちなみに、この時の会話は全然覚えていない。
朝、起きてきて爆笑されました。ご丁寧に写真もばっちり撮られていたこの出来事は思いっきり私の黒歴史です。

ただの笑い話で済んでよかったけれど、この出来事って良く考えると怖いよね。
歯ブラシを咥えたまま、寝返りを打っていたら、喉に刺さっていたかもしれない。というか、本当によくどこも負傷しなかったなと思う。

仕事をどれだけ一生懸命にやったとしても、会社が認めてくれる評価や周りの自分に対する態度は、私から摂取できるものが好きであって、自分の事が好きだという事ではない。悲しいけれど、私が辞めても、会社は回るし、私の代わりはいくらでもいる。

「真剣にやれよ!仕事じゃねぇんだぞ」
本当にその通り。仕事なんか、真剣にやるなよ。それ以外の自分の時間に全力を出せよ。

 とは言っても、私は120%を出して仕事をする人間なので、やっぱりすぐには変えられない。でも今は、「頑張らない事を頑張る」と思いながら仕事に行っている。
「自分の好きな仕事に全力を出す」という環境を作りたいので、今日の仕事が終わっても、自分の時間に余力を残したいと思う。

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