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高校時代、私を支えてくれた言葉

私は高校受験失敗組です。
行きたい高校があったけれど、学力が足りなくて行けませんでした。

それで通い始めたのが、滑り止めに受けていた地元の女子校。
地元では、ガラが悪くて頭も悪い女子が多いとその当時は有名でした。
(今はそんな事ないと思うけれど)

でもそのおかげで、私は高校で好成績をキープ出来てしまったわけなんだけど、そうなるとどうなるのか?
高校側からの要望があり、特別進学クラスに入る事に。
最初は受験失敗に嘆いていた私だけど、進学コースに入って大学受験を目指そうと再び立ち上がりました。

でも、問題が一つ。
進学クラスは1クラスだけで、3年間持ち上がりなんですね。
1年生の時は20名ちょっといたクラスの人も徐々に進路を変更したり、脱落したりと、高校3年生の時には最終的に13人しか残らなかった。
そんな少ないメンバーで3年間も同じクラスだったらどうなるのか?
当然出てくるんですよ、仲間外れが。

仲間外れというか、どこかのグループで喧嘩が起こり、1人が浮いてしまうという現象。
この現象、冗談ではなく、月に一回は誰かが対象になっていた。私もこの1人浮いてしまうという対象になった事がある。

学生時代のこれ、本当に地獄。

学校って会社と違って、みんなと過ごす事が前提となっている場所だから、1人というのはかなりメンタルに来る。

一日中、誰とも話さず、授業で何かを発表する時はどう思われているのか胃がキリキリしてしまう。早く時間が過ぎろと祈るしか出来ない。

そして、次の日は学校に行きたくなくて、休みたくて、涙が出てしまう。

この時期を私がどうやって乗り切ったか。
色々な支えがあったのはもちろんだけど、この時期、ずっとガラケーの待ち受けにしていた言葉がある。

『怖がってちゃ始まらない』

空の画像に白い文字というシンプルな待ち受けだったけれど、私のこの言葉にとても勇気づけられた。

今日はもしかしたら何か変わるかもしれない。
今日はいい事が起きるかもしれない。

この言葉を見るたびに、私は少しだけ、背中を押してもらえたのです。

そして本当に、そんな毎日を少し耐えれば、いつの間にかまた、楽しい毎日を過ごせるようになっていました。

無理はしなくていいと思う。
だけど、もし、先が見えない恐怖におびえているのなら、少しだけ勇気を出して動いてみると、光が見えるかもしれない。


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