雨晴れキセキを渇望する私。

おはようございます。早朝に目が覚めてしまい、ポエミーな気分になってしまったので文章をつらつらと書きます。

僕は6月、そして梅雨があまり好きじゃないんです。唐突ですね。笑
僕にとってここ数年の6月って正直不運の連続なんです。。

すごく個人的すぎる話なんですが、例えば3年前の6月は当時付き合っていた彼女に浮気されたり、2年前はある方と意見の食い違いでメンタルが病んでしまい、熱が止まらない、体が痒い、食欲がない、眠れない、そんなノイローゼになってしまい、去年はコロナ禍まっしぐらで音楽の仕事がほとんど無くなってしまったり。振り返るとかなり悲惨です。今年は麻雀で大負けしてしまいました。ツキが来ない、そしてじり貧で負ける。一番面白くない展開でした。悲しすぎる。。思い出したくない。。。

ただ、梅雨が明けると3年前はAKB48の楽曲採用のお話があったり、2年前はメンタルが回復して新しい方との出会いがあったり、去年は大事な友人といっぱい遊んで色んな気づきがあったり。夏も好きじゃないわがまま人間ですが、比較的気持ち的にも前向きになりやすい。そんな印象があってポジティブな気持ちになれます。

気持ち悪い話を重ねていきますが、作曲家あるあるの1つで『自分の楽曲に救われる』っていうナルシズム極まりない現象がありまして。タイミング的な要素がでかいのですが。

現在楽曲を書かせていただいている『翡翠キセキ』というグループがありまして、そのグループに書かせていただいた『雨晴れキセキ』という楽曲がドンズバで刺さりまくりなんです。



雨晴れキセキ
作詞作曲:吉村彰一(Atelier LadyBird)
編曲:
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[A1]
真っ暗な部屋で 今日も独りぼっち
ポツリと滴り落ちる音が 鼓膜に響く
昨日の予報では 快晴だったのに
簡単に裏切る空と 自分自身似てる気がして

[B1]
大嫌い 不甲斐ない
コンプレックス 溢れて
抑えられない 涙の行先は
ここでいいの?

[サビ1]
「止(や)まない雨はない」 ありふれたきれいごとに
希望感じて生きている あなたが遠くて
傘を握り締めた この手がいつか解(ほど)けたら
強く温かな手を ぎゅっとね握って出かけたい...。
明日天気になれ! 雨晴れキセキ

[A2]
生きている実感が 日に日に霞んでいく
キレイに洗い流してよ神様 汚れた心

[B2]
大嫌い 背けたい
コンプライアンス 肩身がどんどん狭(せば)まる
窮屈なセカイ散々です もっと自由に

[サビ2]
大空を羽ばたく カワセミみたいにいつか
水も木々が生い茂る森も 愛したい
曇天の中でも 必死に輝く太陽
いつか打ち勝ちますように そっとね祈った午前過ぎ...。
早く天気になれ! 雨晴れキセキ

[落ちサビ]
雨上がりの景色 七色の架け橋
水溜まりを慣れない長靴履いて 走って...
嫌な事ばっかじゃないね なんだか嬉しくなったよ

[ラスサビ] 
「止まない雨はない」 ありきたりな言の葉が
紡ぐ未来信じられる 私になりたい
傘はきっといらない また雨が降っても大丈夫だ
君が頼りない腕を ぎゅっとね掴んでくれるなら...。

最果てまで走れるね I Can Do It!
さぁ叫ぼう 明日天気になれ!

普段僕が書いているメモから貼っ付けてみました。振り付けめっちゃ大好きで僕も多分サビは踊れるくらいに気に入ってます。笑 

雨をテーマに音楽を書くのが実は2回目くらいで。1回目に書いた雨の曲は実は僕が人生初の楽曲提供した曲でもあるんです。まだ作曲家として活動するビジョンなんか考えも弱かった、実に5年も前の話です。5年ぶりに雨を題材に曲を書かせていただき、改めて商業作家になったなーと感じさせられる、そんなノスタルジックな体験をするキッカケになりました。

楽曲に対しての解説って僕はあんまり好きじゃないです。それぞれの解釈で音楽を味わってそれぞれの正解を落とし込んで欲しいのでなるべく避けるのですが、この雨晴れキセキを書いたおかげで、いい意味で自分の人生で通って来た道筋を鮮明に思い出すことができまして。その中でラスサビに書いてある「傘は'きっと'いらない」が個人的に大切なポイントになっています。世の中って、そして人っていい意味でも悪い意味でも思っている以上に簡単にひっくり返されることがあると思うんです。

だからこその'きっと'なんです。

100%ってこの世の中に在ってはならないと思っていて、100%がないからこそ希望も痛みも無限に広がると思うんです。決めつけってよくない。だからこそ信じることも、考えることもできるし、そうやってどんどん人って創り上げられていくんじゃないのかと。

梅雨が時機に明けます。暑いの大嫌いだけど、心の中の声を大にして、『明日天気になれ!』と、そう叫んで切り開いていける私になりたいなと感じる寝起きでございますな。

5年前に書いた雨を題材にした楽曲は僕の所属ユニット『Atelier LadyBird』でリメイクして発表しているので、よければ聴いて見てください。


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吉村彰一@Atelier LadyBird
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