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男子ソフトボール部4名がSAGA2024国スポで優勝!  

2024年10月5日(土)から10月15日(火)に佐賀県で開催された「SAGA2024国スポ」。岐阜聖徳学園大学の男子ソフトボール部員4名が、長崎県代表として出場し、見事に優勝を果たしました。
2024年から国体の愛称で親しまれてきた国民体育大会が、「国民スポーツ大会」(国スポ)へと名称を変えました。国民体育大会(国体)が始まった1946年から、社会もスポーツ界も大きく変わりました。今の時代に合う形、スポーツ新時代の大会が開催されました。

岐阜聖徳学園大学からは、
山本愛闘(経済情報学部3年)選手
淀川瑛澄(経済情報学部3年)選手
徳永大輝(経済情報学部3年)選手
安達陸斗(経済情報学部2年)選手
が長崎県成年男子代表に選ばれ、チームの中心選手として活躍しました。

熱戦の軌跡

一回戦では、優勝候補の岡山県(日本リーグ平林金属単独)と対戦。山本選手が先発完投し、延長8回のタイブレーカーの末、3-2で勝利を収めました。
この勝利で勢いに乗った長崎県チームは、準決勝で大阪府を相手に3-2の逆転勝利を収めました。

10月14日に白石中央公園多目的運動広場で行われた決勝戦では、愛知県を相手に5-2で勝利し、長崎県が見事に5年ぶり3回目の優勝を飾りました。
初回徳永選手のヒットから先制点を奪い、その後追いつかれたものの、6回裏、再び徳永選手のヒットから決勝点をもぎ取りました。

本学から長崎県代表として出場した4名の選手

国スポに参加しどのような感想をもちましたか

山本)普段のチームと違いどの県もいろいろなチームの連合チームだったり観客も普段に比べとても多かったり、独特な雰囲気での試合でした。
安達)国スポという大きな大会で試合をすることがとても良い経験になりました。優勝という最高な形で終われて一生の思い出となりました。
対戦した3チーム全てが日本トップレベルの選手達ばかりでプレーや心理戦など、とても勉強になり刺激を受けました。
徳永)こんな大きな大会に出場させていただき、貴重な体験ができました。とても楽しかったです。長崎県代表として出場するのは初めてで緊張感もありましたが、すぐにチームに馴染めて自分らしいプレーが最初から最後までできたと思います。レベルの高い、各チームのバッターやピッチャーなどを見てたくさん勉強できましたし、自分自身これからもまだまだ成長していかないといけないなと実感しました。
最終的に優勝という形で終われてとても嬉しいですし、こういった機会に恵まれ、とても光栄です。
淀川)長崎県代表として出場するのは2回目でしたが、本戦に出場するのは初めてでした。高校3年生のときは新型コロナウイルス感染症拡大で大会自体が中止となってしまい、本戦出場初体験ながら国スポ独特な雰囲気の中でプレーし、自分がもつ最大限の力を発揮できたと思います。
多くの日本リーガーとの対戦によって、とても勉強になることがありましたし、自信につながることもありました。たくさんの勉強ができ、そのなかで優勝という結果を残せたことは自分にとって、とても大きな財産になりました。

 地元紙には、山本選手の活躍を「山本〔岐阜聖徳学園大学)熱投152球」の見出しで準々決勝8回完投の様子が報道されました。日本リーグ強豪の平林金属を相手に、5安打8奪三振。「最後は気持ちで抑えた」と8回タイブレークまで152球を投げきる活躍をしました。この試合は、投手山本、捕手淀川のバッテリーで、文字通り聖徳学園大学で鍛えた二人の力が発揮されました。

4人にとってソフトボールはどのような存在ですか

淀川)自分にとってソフトボールは、これまでの人生そのものです。小学生から大学生までの9年間、ずっと続けてきたのでいつでも頭の片隅にはソフトボールのことがありました。ソフトボールをとおしての経験やさまざまな出会いがあって、今の自分があると思います。これまでやめようと本気で思ったことも何度かありましたが、こうして優勝という結果を残せて続けてきてよかったなと思います。
山本)小学生のときから続けているソフトボール。ソフトボールは大好きなので、ソフトボールは身近にあってあたりまえの存在です。
もっと競技人口が増え、メジャーなスポーツになって欲しいと願っています。
徳永)ソフトボールはどんどん自分に刺激を与え、成長させてくれた競技です。その中ではいろいろな人との出会いがあり、自分の体の一部とまでは言いませんが、普段の生活でいつもソフトボールのことを考えるほど生活の一部にはなっています。ソフトボールという競技とともに日々を歩んできました。常に頭にあり、普段の生活でも考えることは自分でもびっくりしますがそれくらい本気で向かい合ってきたものです。貴重な財産です。
安達)自分にとってソフトボールとは人生そのものです。ソフトボールを通じて色々なことを学び、良い景色、そうではない景色を今まで見てきましたが、やはり自分自身の居場所です。

学業とソフトボール。学生生活はどんな様子ですか

山本)自分はあまり勉強が得意ではありません。ですから友達に教えてもらいながら何とか勉強も努力し、ソフトボールとの両立を頑張っています。
ソフトボールだけでなく、これまで以上に学業の部分ももっと伸ばしていきたいです。
安達)学業とソフトボールの両立については自分自身まだまだなのかなと思います。学業と部活は「考える」ということを努力し、自分なりに文武両道を実現できるように頑張りたいと思います。
徳永)学業とソフトボールの両立はとにかく大変です。学業優先で考えないといけないですが、これまでソフトボールのことを考えることが多かったです。学年があがるにつれ学業の重要さを実感しています。学業もソフトボールも全力でやらなければならないと感じています。大学に入って両立の難しさをとても実感しています。
淀川)両立は難しいです。どちらかといえば大学入学まではソフトボールをメインでやってきて、時には学業が疎かになることもありました。しかし大学生となり、周りの友達には社会人になる人がいて、自分の行動は自分で責任をもつと考えるようになってからは、学業も手を抜かないようにと行動が変わってきました。自分の将来を真剣に考えたときに、学業が1番大切になると思います。難しいですが手を抜かないように頑張っています。

 安達選手や淀川選手の「人生そのもの」。山本選手の「身近にあってあたりまえの存在」。徳永選手の「自分を成長させてくれた競技」。どの言葉をとってもソフトボールの魅力が伝わり、人を大きくするスポーツの力を感じます。
 国スポ後チームと合流し、気持ちを切り替え、練習を重ねている4人。各々が体験した貴重な経験をチームの中に広め、次年度のインカレ優勝に向けて活かしていって欲しいと思います。
 引き続き、男子ソフトボール部への応援を皆さんにもお願いします。