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女子ソフトボール部Ⅰ部昇格・男子ソフトボール部から日本代表選手選出

2023.5.29

#インタビュー・対談

4月29日から5月4日にかけて開催された、春季東海リーグで本学女子ソフトボール部がⅡ部で全勝優勝し、Ⅰ部に昇格しました。また4月17日から19日にかけて、静岡県で開催された、第8回男子U18アジアカップ出場選手選考会で本学から2名の選手が日本代表に選出されました。

活躍めざましい男女ソフトボール部。日本代表に選出された捕手・淀川瑛澄(経済情報学部2年)さん、外野手・梅田瑠河(経済情報学部1年)さん、女子ソフトボール部主将の髙橋舞(外国語学部4年)さんの三人にインタビューしました。

第Ⅰ部昇格、日本代表選出選考おめでとうございます。それぞれ、ソフトボールを始めたきっかけについて教えてください。

髙橋 父親が野球、母がソフトボールをしていて、小2の時には兄も野球をやっていて、野球の隣でソフトボールやってるのを見て興味を持ったからです。                                                                   淀川 小学校3~4年生の時に父の影響を受けて始めました。                                             梅田 兄がソフトボールをしていて、自分も興味を持ったからです。

ーそれぞれ環境は異なりますが、子どもの頃からソフトボールが身近な存在だったのですね。家族やご兄弟、それぞれの姿を見て影響を受けたことは確かなようですね。何より、無理矢理やらされたのではない点が、これまで続けてこられた要因ではないでしょうか。

ーさて淀川さん、梅田さんにお聞きします。選考会にむけて取り組んできたことは何でしょうか。

淀川 自分は守備より打撃に苦手意識があったので、打撃練習に時間を費やしました。選考会当日までに調子を上げていくことがテーマだったので隙間時間をみつけてグラウンドや室内練習場でバットを振り込みました。いつもよりバットを振る回数を多くしました。その際、バッテリーで2人、一緒に練習して調子を上げました。                                                            梅田 高校の時はゴムボールを使っていましたが、選考会や大学では、革のボールに変わるので、ボールに慣れることを一番に頑張りました。とにかく、キャッチボール。練習以外でもやっていました!

ー髙橋さんは、リーグ戦ではどんなことを意識していましたか。

Ⅰ部昇格にむけて、自分たちができること、やるべきことにこだわって練習に取り組んできました。勝つために自分たちに何が足りていなくて、何を身につけるべきか、一人一人が考えて行動してきました。3年生の試合の時には、大事なところで負けてしまいました。 自分はリーダーとしてチームをまとめることを意識し、気持ちを一つに固めることを努力しました。私はプレーで皆を引っぱるタイプじゃないので練習をスムーズにできるよう、常に働きかけてきました。

ーそして迎えたリーグ戦、入れ替え戦。Ⅰ部昇格が決まった瞬間はどんな気持ちでしたか。

髙橋 正直、その瞬間はⅠ部に上がったという実感はなく、ひとつの通過点として目標にしてきた入れ替え戦で勝つことが実現できた、という気持ちでした。 入れ替え戦の1回では先攻として無得点で攻撃を終え、その裏の守備でいきなりピンチだったので、外野でピッチャーを励まして、結果0点で切り抜けることができました。最終的に10-0で勝つことができ、無事に後輩たちによいものを残せて良かったです。

ー日本代表選考会ではどんなことを意識していましたか。緊張した場面もあったかと思いますが。

淀川 調子を上げるために普段からリラックス、好きなことをする時間をつくっています。映画を見ることが好きで、映画を観ていました。特に海外の映画が好きです! 選考会ではほとんどが実戦形式での選考になっていて常に緊張感がありました。やはり、自分がプレーしている時は見られているという感覚も凄く感じたので、そういった意味では常に緊張感の中でプレーしていたと思います。選考ではいつも通りにしようと努めていました。                                                               梅田 同じように映画を観るのが好きで、インターネットでよく観ていました。 選考会では、すごい選手ばかり集まっていて、いい投手やいい打者と対戦をし、話ができたので、楽しくプレーでき、緊張することはなかったです。

ー髙橋さんはⅠ部昇格もその瞬間は実感がなかったと話していました。淀川さんと梅田さん、代表選手に選ばれた時の気持ちを教えてください。

淀川 高校の監督から、U18の大会があることを教えてもらって興味を持ち、日本代表は自分にとってひとつの目標だったので嬉しい気持ちもありましたし、高いレベルを体感出来るというワクワク感やソフトボールに対するモチベーションも上がったと思います。その反面、不安などもありました。やはり日本代表となると周囲の見る目も違ってきますし、それは実際にゴールデンウィークに開催された東海リーグでも感じました。代表に選んでいただいたことに満足するのではなくその後の大会で結果を残し、色々な人にソフトボールの素晴らしさを伝えるのが選んでいただいた選手のやるべきことだと思います。これをスタートと考えてもう一度心新たにソフトボールに打ち込んでいきたいと思っています。                                            梅田 自分の将来の夢が、ソフトボールの日本代表選手になることで、高校の時から代表選手になることを意識してきました。新型コロナの時は、家でビデオ通話しながら練習しました。大学に入学してすぐに選考会の日にちを知り、焦点をそこに当てて練習し、夢が叶ってとても嬉しかったです! ソフトボールをずっと頑張ってきてよかったと思いました。

ー大学に入学してすぐに、と言われましたが、岐阜聖徳学園大学に入学をした決め手はなんでしょうか。

髙橋 高校3年の時に、監督の橋本さんから声をかけていただいたこと、その時に次の年から強化指定クラブになると聞いたこと、そして何より英語を勉強したいと思っていたからです。                                                           淀川 バッテリーで一緒にやらないかと誘われたことです。                                            梅田 出身の福井県から近いことや高校の先輩も何人かいて、また一緒にプレーできると思ったからです。

ー実際に岐阜にきてどんな印象をもちましたか。

梅田 岐阜は都会だと思いました。                                                        淀川 自分の地元に似ていると感じ安心できます。川で採った鮎が美味しかったのが印象的です。                                               髙橋 私の地元では雪は数年に一度しか雪は降らず、岐阜は寒くて田舎だと感じました。

ーそれぞれ一つの目標を達成したわけですが、次の目標に向け、意気込みを教えてください。

髙橋 6月2日からの東海インカレでは、初戦から強いチームと対戦しますが、失敗を恐れず、どのチームよりも元気があって1本を大切に盛り上がり、喜べる、「岐阜聖徳」らしいソフトボールをしたいです。目標としてきたインカレ出場には勝つしかないので、自分たちができることを120%出せるように頑張ります。                                                                淀川 代表に選んでもらったことは凄く光栄なことですし、自分自身さらにレベルアップできるのではないかと思っています。日本を代表して戦うことに誇りと自覚を持ち、自分の出来ること全てを出し切りたいと思っています。また、代表チームの主将も務めさせていただきます。それぞれ素晴らしい選手なので、意識の統一が難しいですが、積極的に声がけをして雰囲気を盛り上げ、チームの勝利に貢献できるように懸命に戦い抜き、優勝できるように頑張ります。みなさんにも是非応援よろしくお願いします。                                            梅田 練習時間以外での自主練習を積み重ね、同級生も多いのでチームワークを大切にしながら、チームの力になれるように、そして、世界一になれるように頑張りたいです。

東海インカレは6月2日から3日間(三重県熊野市)、第8回男子U18アジアカップは6月23日、24日(高知県高知市)で開催されます。それぞれで「岐阜聖徳」の旋風を巻き起こしてくれることを期待します。なおこの日の練習は50周年の記念事業の一つとして建設された屋内練習場(通称GIA)で行われました。天候にかかわらず練習ができる環境が本学にはあります。