岐阜聖徳生の軌跡⑦教員・公務員編 新井 琴子さん
教員・公務員の採用試験を受験し、合格した学生から、大学生活、就職活動、卒業後の生活への期待感などを語ってもらいました。4年間の岐阜聖徳での学びを後輩に伝えていきます。
教育学部学校教育課程学校心理専修 高山西高等学校出身 岐阜県公立学校教員(高等学校英語教諭) 新井 琴子さん
留学での価値観の変化で、実現したい教師像が明らかになり、積極的に挑戦を重ねました。
1年生のときから、将来教壇に立つことを想定した学びがあったことが印象に残っています。私の入学時は、コロナの影響で1.2年生の間は充実した学校現場での実習はできなかったのですが、どの授業でも、学内で実際の現場の様子を学び、3年生の教育実習に向けた実践的な力を得ることができました。
大学生活を振り返ると、海外での学びが将来につながったと感じます。私は2年生修了後に1年間カナダに留学しました。日本で過ごしているときには気付かなかった世界を体験し、価値観が大きく変わりました。また、3年生修了時には、岐阜県内の高等学校での授業視察と台湾学校視察研修に参加しました。高等学校の現場を観たことで、私が実現したい教師像や育てたいと考える生徒の姿を具体的にすることができました。
また、海外の学校を視察させていただいたことで、日本と異なる教育制度のあり方、英語教育の考え方などそれまでとは違った視点で英語教育を考えるようになりました。これらの経験をとおして、私は義務教育を終えた学びの場で生徒と一緒に英語を学びたいと考え、高等学校の英語教師になることを決意しました。
周りに高等学校の教員採用試験を受ける仲間が多くいなかったため、情報を得ることに苦戦し、不安でした。そんなときは、まず教職支援課の先生方に質問をしていました。一緒に教師を目指す仲間の存在も大きな支えでした。悩んでいることに親身になって答えてくれたり、一緒に学びあえたりしたことで、最後までやりきることができました。
教員採用試験期間は、ほぼ毎日のように教職支援課に行き、知識面だけではなく、精神面も支えていただきました。また、就職課の方には、漠然とした形でしか考えていなかった将来のことを親身に話を聞いてもらい、背中を押していただきました。
卒業後は、もっと海外に行き、日本では経験できないことに挑戦したいです。そしてその経験を生徒に伝えていきたいです。
岐阜聖徳学園大学は、自分がやりたいこと、頑張りたいことを全力で応援し、支えてくれます。最後まで私の味方でいてくださる方がたくさんいたことで、充実した学生生活が送れました。