月刊『商店建築』10月号は「人を惹きつけるグリーン」
月刊『商店建築』をご愛読いただいている皆さま、弊社のSNSをご覧いただいている皆さま、本当にいつもありがとうございます。
本日、9月28日(月)は月刊『商店建築』10月号の発売日です!
特集は「人を惹きつけるグリーン」。
古来から人は自然に触れ、共生し、発展してきました。そうした背景から、人が自然に触れることで落ち着きや心の和らぎを得られることは、本能的なものだと言っていいのではないでしょうか。
ビルやショップ、オフィスなど業態を問わず、さまざまな植栽計画の事例を取材しました。
それでは、10月号のラインアップをご覧ください。
●新作
ウォーターズ竹芝/JR東日本建築設計
ニッサン パビリオン/日産自動車 乃村工藝社 博展
ザ レストラン/イート プレイ ワークス/ジャモアソシエイツ
●連続企画/<ウィズコロナ、ポストコロナ>を考える Vol.4
運営視点から考える“新しい生活様式”に沿う空間デザイン
業種別スケッチ&CGアイデア集
寶田陵(ザ・レンジデザイン)、森井良幸(カフェ)、
朝里勇人・MIWA(アビリティアソシエーション)、
森田篤史(デザインレーベル)、鈴木克典(ファンタスティックデザインワークス)、袴田広基(アッカ)、田中由紀(髙島屋スペースクリエイツ)、竹村尚久(スーパーペンギン)
●業種特集/グリーン
トーキョーミドリラボ/オンデザイン
玉川髙島屋S・C 本館 グランパティオ/永山祐子建築設計
ディス イズ シゼン/サンドイッチ
クッポグラフィー駒沢公園スタジオ/ハンディハウスプロジェクト
ペトリコール/三宅博之デザインオフィス
ナインアワーズ半蔵門/平田晃久建築設計事務所
愛宕グリーンヒルズ森タワー ラウンジ/パーカーズ
レバレジーズ/ドラフト
ハウス・ネット本社/奥野公章建築設計室
エスジェイステーションカフェ キュー/ザ・デザイン・スタジオ
レブゾ虎ノ門/川島範久建築設計事務所
●業種特集/ニュアンスカラー
ヒアカ アヴェダ 渋谷パルコ店/ハモン
シャルム/ブラーリー
ノエ トトン/タカラスペースデザイン
自由が丘ウロケアクリニック/イガラシデザインスタジオ
セブンゲートラウンジ/シオ建築設計事務所
ヴォーグ ウェディングサロン/永山祐子建築設計
星野リゾート 軽井沢ホテルブレストンコート ヨコブキヴィラ/東 環境・建築研究所 オンサイト計画設計事務所
グリーン特集の誌面から事例を3つ、ご紹介します
先ずは、表紙を飾った「TOKYO MIDORI LABO.」。
「緑×農」をテーマにした複合ビルです。1階にはイートイン&デリバリーの「Tokyo Midori Kitchen」が店舗を構え、街に開かれたファサードが印象的です。外装はまるで実験室のようなつくりで、工業製品を用いてファサードをデザインしています。
次は、「クッポグラフィー 駒沢公園スタジオ」。
カフェ部分の広い開口部に植栽を配し、内外をあいまいにする植栽計画を施しています。東京・深沢の駒沢公園近くに立地し、まるで公園に身を置いたような、おおらかな空間を表現したフォトスタジオです。店内にはベンチや駒沢公園の地面に描かれたモチーフを転用し、公園とシンクロするようにデザインしています。
最後に、「(THISIS)SHIZEN」。
6月号でもご紹介した京都・烏丸御池の複合施設「新風館」(20年6月号)に店舗を構え、「植屋」と「茶屋」を併設するお店です。店内中央には5.8mの造形「Seed」が目を引きます。あえて無機質な内装デザインにすることで、自然の美しさを際立たせるつくりになっています。自然、アート、食が融合するコンセプトは、今後のグリーンデザインにどのような可能性を与えるか、楽しみです。
インテリアとしてのグリーンから、ユーザーや来店客の心に寄り添う、デザインとしてのグリーンに変化しているように感じます。
普段、店舗やインテリアのデザインに触れられる皆さんにとっては当たり前のことかも知れませんが、ユーザー目線に立つと、デザイン1つがとても新鮮に感じられたり、自然の癒しをダイレクトに感じ取れる、居心地の良い空間になったりするようにも思えます。
人が本能的に癒しを感じるグリーンを店内外でどのように活かしていくのか、改めて考えさせていただくことができました。
10月号ではお伝えし切れなかった内容は、是非、月刊『商店建築』増刊号の「GREEN is」Vol.1,2を合わせてご高覧いただけますと幸いです。 〈村上〉
「GREEN is」 Vol.1
「GREEN」 is Vol.2
月刊『商店建築』6月号
「新風館」に加え、「ザ・ホテル青龍 京都清水」や「エースホテル京都」、「ルイ・ヴィトン メゾン大阪御堂筋」なども掲載しています。
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