
人生ストーリーvol.2
Vol.2
インタビュアー: あお、こはね
日時:2021.10.15 14:00~ @ここのき
野口智美 Satomi noguchi 1978.12.06生まれ
人生ストーリー
・柳川出身 柳川の公立小学校
筑紫野で小学校高学年を過ごす、柳川の公立中学校、
糸島に来て城南高校に進学 勉強ができてスポーツ(陸上部)真面目な性格
いい成績を撮ることが学生時代の目標だった
・高校時代
周りの人たちの影響もあり、1年生までは、国立大学に進学を考えていたが
大学には行かなくてもいいかな、と感じ始める。
進学校のため勉強しないと面白くなかったので勉強はして大学は悩んだ末、
哲学科のある熊本大学を受験するも、受からず。
・そのタイミングで就職せず家を出てコンビニでアルバイトをしながらウロウロ。
家は西鉄から見える景色で選んだ。
・今後何をしたらいいんだろう?
そんなときにバーで出会った女性に勧められたお店(飲食店)で働くことに。
・そこの大将からいろんなことを学んだ。「いきていていいんだ」。
自信がついた。
・お店で出会った人と結婚、長女出産、阿蘇へ。
・環境のことに興味があり、自分に出来ることからやってみようと思い自宅で
お店を開く。洗剤や石鹸などを取り扱う。
・離婚して糸島へ
・家族構成 21歳:長女保育士、20歳:次女専門学校を1年でやめて悩み中、
18歳三女:糸島農業高校(中学校は1年生で行かなくなって、でも進学するために
自分のペースで公立中学校に通う)
・山のことがしたい(→両親の影響、新聞の記事をみて興味を持つ)
・トンカチ館で働く。間伐の作業も経験
・山の仕事の出口を作ることで、山の仕事がよくなるんじゃないかと思い、
木を売るお店をしたい。
・2010年5月 お店「ここのき×糸島くらし」をOPEN
大きな力で1つの答えを出そうとすると軌道修正するのが大変だから
このような形にした
地元の作り手さんの元に行って直接話をしてセレクトショップ。
共存していける山の作り方を目指す、幅広く世界でも認められるもの、
なるべく地元の材料素材
・楽しいわくわくする方を選ぼう!
取材を終えての感想
こはね
真面目に勉強などを目標にやっていた時期もあり、でもやっぱり自分の興味のあることを仕事にできて毎日幸せ、楽しい、サイコーと思える日々を過ごして行けたらなと。
トミー自分の意志で家を出て、働いていた飲食店のオーナーからの言葉で、
光が射したのだと思う。
“ここにいていい” “生きてていいよ”ということを感じた、と言っていたのが
印象に残った。それを、野口さんは「精神を学んだ」と表現していた。
いくつかの場面で彼女は自分に「生きていくことってなにか、人生をかけてやることは何か?」を問いかけ続けて、考えて続けていた。
それが、山をどうにかしたい!の一心に結びついた。
そして見つかった先にも、選ぶ生き方もそれぞれだなぁと思った。
チェーンソー持って木こりになったってよかったのだし、
木の商品を買い漁ることでもよかったのだけど、彼女はお店をはじめた。
それが彼女の表現なのだと思う。
お店で取り扱う商品についても、商品だけではなく、作り手を尊敬できるかどうか、かっこいいかどうか、それを使って自分が暮らしていきたいのか、を基準にすると言っていた。誰かが決めたものではなくて自分で基準を決めている。
大きな答えのために1つの方法をとると軌道修正しづらくなる。
少しずつ1つづつ、やっていこうと思う。と言っていた。
どう生きていくのかが見えた先には決して急ぎ足ではない、永く、でも強い芯のある意志がそこに光っているように感じた。
こはねの、今楽しいですか?の質問に、うん、こんな楽しんでていいのかな、って答えてくれた。あおの、高校行った方がいいと思いますか?の質問には、動ける範囲を広げることで出会う人が増えると答えてくれた。