パラリンピックレガシー(遺産)
東京オリンピック開催の話題でパラリンピック開催準備の話が出てこない。
大会開催後のレガシー(遺産)をのこすという面では、オリンピックよりパラリンピックのほうがあるのではないか。
今まで日本でも、パラリンピック競技は実施されてきた。
ただ、それを観たことのある人はごくごく一部だっただろう。
それが今回パラリンピック開催を通じてスポーツという一面であるが
健常者と障害者の接点が増えることになる。
接点がふえることにより、気づくことが多くなる。これにより、自分ごと化しやすくなる。自分ごと化しやすくなると交流する機会もふえるのではないか。
特別支援学校でもパラリンピック競技を体育の時間にやることはあった。
運動会もそれぞれ障害の程度に合わせてハンディをつけることで白熱した
チーム対抗戦を楽しんだ。
だから小学校のときは、健常者と同じようにスポーツ選手に憧れていた。
普通学校に転校して好きな科目は「体育」というと周りの人たちは
障害者スポーツをイメージしにくかったので、不思議そうな顔をされたことを覚えている。
パラリンピックでは、観客料がかかるというのも一つの特徴だと思う。
今まで日本では、障害者スポーツというと一部競技を除いてボランティアが観客として見てあげるイメージが強かったと思います。
賛否両論あると思うが、お金を観客も払うことで見ている方も選手と一緒に楽しめたかという視点が入ってくる。
そうすると、ただ頑張ってるから応援しようではなく、見ている方も一緒に楽しむきっかけになる。
関係が応援してあげるではなく、対等に一緒に楽しむこと、やろうという
きっかけづくりになるといい。
小さな一歩だがパラリンピック開催を通じて、このようなレガシー(遺産)がのこればうれしい。
障害者スポーツ大会にはパラリンピック以外にも知的障害者を対象としたスペシャルオリンピックやろう者が対象のデフリンピックがあります。
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