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久しぶりの投稿(父が救急搬送)

あけましておめ…
といいたいところですが、2023年に救急搬送された父が、2024年10月に亡くなりました。
なので、実際は喪中なので、「おめでとうございます」とは言えませんね…

今日のテーマ -父の救急搬送-

1月1日に書くのには重たいテーマかもしれませんが…
真っ先に色んな人に見てもらいたい & 時間があるのが年末年始なので、
このような日にこのようなテーマで申し訳ございません。。。
腎不全で人工透析をしていた父が、急に倒れて搬送され、
1年に及ぶ長期入院の末、最期を迎えたという事をどうしても伝えたいと
思いました。

  • 同じように腎不全の方に、同じような事になってほしくない。

  • 延命治療がどのようなものか、一人でも多くの方に知ってもらいたい。

という想いから、元旦からこのようなテーマを取り扱いました。

父について

私の父は中国人でした。また、中国料理屋を営んでいた料理人でした。
父は職業柄、食べ物を口にすることが非常に多く、腎不全を患っておりました。
そのため、人工透析を20年近く行っていました。

父は故郷に帰省したいというのと、食材仕入れを兼ねて、毎年1~2回中国へ帰省していました。
しかし2020年頃から、コロナが流行したことで、しばらくの間帰省はできなくなりました。
そんなこともあり、コロナも落ち着いた2023年の秋ごろに、約3年ぶりの中国に帰省しました。

そして日本に帰ってきましたが、何か体調が優れなさそうで、あまり元気がありませんでした。
最初は中国が良すぎて、日本に嫌気がさしたのかなと思いました。
特に腹痛がきつかったらしく、ずっとお腹を抱えていました。

1週間後、我慢ができなくなった父は救急車を呼び、病院に搬送されました。

救急搬送

病院についてすぐに検査したところ、腹痛の原因は、大腸穿孔というものでした。
同時にコロナにも感染していました。
この時は症状が強く出ませんでしたが、発症時期から逆算して、
中国帰省時に、コロナに感染していたとされます。

父は何よりも仕事最優先だったので、腹痛をずっと我慢していました。
しかしこの我慢が、後に重大なことになります…

緊急手術

大腸の穿孔部分を除去し、人工肛門の手術が開始されました。
コロナと腎不全があるため、全身麻酔や投薬に困難を極めました。

大腸の手術は成功しました。
しかし今度は、コロナが悪化しており、そのせいで肺機能が低下し、
人工呼吸器が必要となりました。
コロナ治療薬と手術の相性が悪く、コロナ治療薬を十分に使えなかったため、肺機能が完治しなかったとのではないかと思われます。

入院中

手術後は人工肛門と人工呼吸器が必要なので、ICUに長期入院となりました。

最初は鼻から肺に空気を送る呼吸でしたが、
2週間後くらいに喉に穴をあけて、気管カニューレの人工呼吸器にしました。

鼻の呼吸管が無くなったため、食事は鼻から通していました。
しかし1~2か月後、鼻からの食事は負担が大きいということから、
胃ろうになりました。

延命治療~長期間の療養

2024年1月1日(丁度1年前)面会に行った際、父はこのようになっていました。

  • 人工透析(腎不全)

  • 人工肛門(大腸穿孔)

  • 喉からの人工呼吸器(コロナ後遺症)

  • 胃瘻(上記3つにより食事困難)

もう自分で生きることはできず、
生命維持装置で生きているようなものでした。

ここまでしても延命治療をしていたのは、
いつかは回復すると信じていたからです。
手術後、意識が戻ってから、徐々に意識が良くなっていたことと、
コロナ後遺症の肺が良くなりつつあったからでした。

まだ料理を作り続けてほしいという願望もあり、延命治療を続けていました。
この状態が長く続き、10か月後…

最期

2024年10月のとある深夜、病院より呼び出しがありました。
病院に着いたら、父はすでに息を引き取っていた。
診断書によると、死因は腎不全とのこと。
しかしコロナ等、色んな病を抱えていたため、
本当の死因は今でもわかりません。

自分としては、亡くなった悲しさよりも、
このようにならずに未然に防ぐことはできたのではないかという
後悔の方が強かった。

見ていただいた皆様へ

元旦から相応しくない話題で申し訳ございません。
私が伝えたいメッセージは、最期で書いた通り「未然に防ぐ」です。
今回だと、ここに気を付けていれば、このような最期になることは無かったと思います。

  • 中国に帰る際、コロナに気を付けながら過ごす。

  • 腹痛を訴えたら、我慢せずにすぐに病院へ行く。

最近はインフルエンザが流行していますが、
生活の中で予防・対策をしっかりしたり、
体調不良を感じたら、すぐに休む&通院することが大事かなと思います。

これをもっと抽象化すると
「問題を未然に防ぐことを考える」
だと思います。
何か問題が発生してしまったら、もう取り返しがつかないかもしれません。 しかしその問題から、次の問題を発生させない事を考えることはできます。

人工〇〇だらけの延命治療は、恐らく想像以上に苦しいものだと、
見ていて感じました。
1人でも多くの延命治療患者を防ぐために、このような記事を書きました。 父のような人が増えなくなることを願います。

次の予定

ということで、父が営んでいた飲食店が閉業したため、
店を運営していた会社を、私が引き継ぐことになりました。
会社の手続きや事務処理というのは、大変困難であり複雑なので、
こんなことをしましたよというのを紹介できればと思います。

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