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何やらSDGsとやら

昨今は大きな音を立てて時代がうねっている。
我々は、一人一人それぞれの違った価値観を持っているけど

今が時代の節目である事に、反対の意見を持つ人は少ないように思う。


この自粛期間中に、多くのインプットとアウトプットをした。
その学びの中で、自分に多大な影響を与えたモノの一つが
安宅和人さんの著書『シン・ニホン』だ。


簡単に言うと、これからの日本再生論なのだけど
どう考えても、そんな言葉でまとめることができる代物ではない。

400ページ以上ある分厚い本の中には、安宅さんの悲痛な叫びや怒り、そして何よりも力強く鼓舞してくれる文章が詰まっている。

1章ごとではなく、文章の1節ごとに熱い思いを感じることができる。
そして読者一人一人に行動しないといけないと思わせてくれる。


今回はそんな『シン・ニホン』でも言及されており、
未来について考える上で、避けて通る事はできない「SDGs」について綴ってみよう。




『シン・ニホン』のみならず、日本の未来を考えた時にかなり高い確率で出てくる概念の一つに
「SDGs」と言うものがある。


もちろん私も聞いたことぐらいあった。
議員さんがスーツにつけている、ドーナツ状のカラフルなバッジで
国連だとか各国の政府が進めている、「地球を守ろう」的なやつだ。

身近なところでも、スーパーでは袋が有料になった。
聞いたところによると、プラスチックではなく、紙のストローなどもあるらしい。


「二酸化炭素の排出を減らそう」「STOP温暖化」「海面上昇」「森林火災」
環境問題について多く叫ばれてきたけれど、なんかどれも現実味がない。

SDGsもまた例に漏れず、”自分にとって大事なものとして実感できていなかった”と言うのが正直なところだ。


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そんな中、瀬戸内リトリート青凪で勤務中、ふと外の景色を見た時
"地球"を思わせる風景に出会った。

青凪からの景色は最高だ。
もちろんそんな事は多くの人が思っている事だろう。異論は認めない。

今回は違う感情が湧いてきたのだ。


"この景色は、10年後も同じ美しさを保っているだろうか。"


あまりの自然の美しさと、それに調和されている安藤建築に
地球を感じ、自然を感じ、未来を考えさせられたのだった。


コロナウイルスという自然の猛威に晒されているが
これを完全に排除する事はできないのだ。

克服できたとしても、また別の新しいウイルスが出てくるのだろう。
ウイルスという"自然"とどのように共生するかを考えなければならない。


思えば、物心がついた頃から言われ続けている「環境問題」
と言う言葉に、慣れてしまっていたのかもしれない。

そこらへんにいっぱいいる、有象無象の環境論者になりたくない。
偽善者のように思われたくない。

だけどやっぱり、自然と共生していかなければ、我々の未来はない。

最新のテクノロジーを多分に駆使して、自然と共に生きたいと強く望む。
私なりに学びながら、行動しようと思う。


ちなみに、SDGsは環境のことだけが記載されているわけではない。
貧困、教育、ジェンダーの平等などいくつかのカテゴリに分けて
持続可能な開発目標が記載されている。

まずはご自身で調べてみて欲しい。

これからは、ソーシャルグッドな会社しか生き残れないと考えている。



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