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一緒に働くパートナーとアライアンスを結ぼう

以前採用体験をデザインしようという記事を書かせていただきました。採用体験をデザインするとは、求職者の認知から応募、面接、実際に一緒に働いてみるまでの段階全てを一貫性をもたせた上でデザインしようという考え方です。

今回は上記の図でいうところのC:面接とD:アライアンスまでの段階で、一緒にまず働いてみるという話をどのように進めていくと良いのか?について具体的に説明していきたいと思います。

まず大前提としては、対等なパートナーとアライアンスを結ぶという意識を持ってどのように一緒にパートナーの方に働いていただくか?を考えていくと良いと思います。こちらのリンクトインの創業者であるリードホフマンが書かれた書籍もアライアンスを知る上ではオススメです!

話を具体的に進めていきたいと思います。

まずC:面接の段階でのゴールをとにかく社員転職をゴールにしないことです。どのようなアライアンスを結ぶのか?決めておき、複数準備したアライアンスを元に話を進めるようにしましょう。以下4パターンのアライアンスを準備しておき、提案すると良いです。

こちらの4つのパターンのアライアンスをもとに、仕事に人が合わせるのではなく、人に仕事が合わせるような提案をしましょう。

本人の望むやりたいことはなんなのか?また本人が思い描いているライフスタイルやライフプランの話を聞きつつ、それを自分たちの会社で取り組んでいるプロジェクトに関わることで実現させることができるのかどうか?をゴールにおいて話をしていくというゴール設定でC:面接の段階を進めると、次の段階に進むことができます。あなたも自分のことを一緒に考えてくれる人と仕事をしたいときっと思うはずです。

D:アライアンスに関してですが、最初にまず働いてみるという提案をする時には、上記で紹介した4分類のアライアンスを提案すると良いのですが、この内容は都度変化していきます。

ちなみにアライアンスを結ぶ場合のミッションは、必ず具体的な数字を入れるようにしましょう。いいミッションの設定例を紹介しておきます。

期日と数字が明確にある良いミッションの設定例:

9月1日から3ヶ月で課金企業の割合を5%から15%にする。

期日と数字がない悪いミッションの設定例:

課金企業の割合を増やす

ちなみに具体的なことを話すと、a.プロ顧問 b. プロフリーランス複業の人材であれば、関わる際に期待されるミッションが重たい場合が多いので、最低でもまず3ヶ月業務委託で働いてみるという提案をする方が賢明です。

またこの人たちに関しては、資金調達がうまく行った、もしくはビジネスが継続的に再現性のある状態で収益を生み出せるような状態になった場合には、コミットメントの度合いをフルコミットにあげてもらうようなアライアンスを提案することもできるかと思います。

この際に、事前にアライアンスを結んで支援してもらっていたか?によって、大きくその難易度は変わってきます。一緒にプロジェクトをやった経験をしているかどうか?によって互いの信用が変わってくるからです。

次にc. 正社員複業、d. フリーランス複業に関してですが、こちらに関してはまず1ヶ月業務委託で働いてみると言う提案をするのが良いです。

その上で、1ヶ月働いてみていただいた後に雇用契約に切り替えるかどうか?の話をすることを伝えておきましょう。ここで一緒に働いてみた上で、継続的にアライアンスを結べる人が入ってきてくださると大きく会社としての実行力は伸びます。

その時に、ミスマッチのケースが起きると働く側、受け入れる側双方にとって負担になるので、必ずこの1ヶ月を挟むことをお勧めします。毎日基本的にコミュニケーションを取りつつ、仕事をするメンバーとの働き方に関しては、上記提案したような形が良いと思います。

もっと会社とゆるいつながりがある人たちと、どのようにしてコミュニケーションをとっていくべきか?どのようなコミュニティを作っていくといいのか?に関してはまた別の記事でぜひ書いてみたいと思います。

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