【経営者向け】社長の右腕、No.2に出会うまでに何をしておくべきか
筆者のアタゴは、僭越ながらコデアル株式会社の代表と言う役目を務めさせていただいています。
そして様々な経営者の方とお付き合いする中で、いつも聞くお話があります。それは
「社長の右腕がほしい!」
「No.2がほしい!…けど、見つからない!」
と言うお話です。
個人的な経験上、いわゆるNo.2と呼ばれる人がいきなり見つかるわけではありません。また見つからない間は、社長が頑張って凌いでいくことが重要になり、会社を回していかなければなりません。
では、それまでに何をしておくべきなのでしょうか?
1.同じタイプの人を選ばない
<POINT>
・結婚と同じで、似通った人だとライバルになるのでやめる
・MBTIと呼ばれる性格診断テストも参考になる
経営のNo.2の選び方といっても、結婚相手の選び方と同じです。自分とは違うタイプのパートナーを選んでいく必要があるのです。
似通った人同士だとライバル意識が芽生えてしまうことになります。その結果、喧嘩になってしまったり、揉め事に発展することが多く、極めて難しい舵取りを迫られるのです。
そのようなことを避けるためには、まず自分とは異なるタイプの人を呼んできちんと話をしていく必要があります。
例えば、MBTIと呼ばれる性格診断テストで私は、ENTPと呼ばれる起業家気質です。※ネットで無料で受けられます。
MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)は、ユングの心理学的類型論(Psychological Types)をもとに、1962年に米国のブリッグス(Briggs,K)とマイヤーズ(Myers,I)によって研究開発された、人と人との違いを知ってお互いに尊重しあうことを目的に作られた、類型論に基づいた、自己理解メソッドである。MBTI - Wikipedia
もちろん与えられる役割や場合などによって診断結果がある程度揺らぐ事はありますが、比較的、私は外向的な仕事、特に外に出たりするような仕事が、家に閉じこもってするような仕事よりも得意です。
そのような性格を踏まえた上で、自分とは異なるタイプの人と一緒にやっていくことが重要なポイントになります。
2.すぐに見つからないことを心得る
<POINT>
・少しずつ仕事をメンバーに渡していく
・そうすると仕事を客観視できて求人票も書きやすくなる
・そもそも居ないスーパーマンを採ろうとしない
やはりNo.2と呼ばれるポジションの人はすぐに見つかるものではありません。しばらく忍耐を重ねる時期が続くのです。
このような時は、社長の自分しかできないことを1つずつ減らしていくと言うことが重要になってくると筆者は考えています。
そもそも社長が1人で創業した場合は、最初は何でもやっているものです。経理も、開発も、セールスも、マーケティングも、全て自分でやっていたと言う時代があるわけです。いわば強制的にスーパーマンになっているような状態ですが、これを1つずつマニュアルに落としてメンバーに渡していくことが重要です。
まず、仕事を渡していくと、社長としての自分の時間が増えます。
さらに他の人でもできる仕事を譲ると「どんな人を自分が欲しているのか」がわかってくるようになります。他の人に仕事を渡すことで客観視でき、求人票を書く際にその要件を分かりやすく書けるようになるのです。
また役割を他のメンバーに譲らないまま、自分がやっていることを全部盛り込んだ求人票を書くと「こんなスーパーマンいねーよ!」という、何でも自分以上のタスクをお任せしてしまう求人の書き方になってしまいます。当然、誰も採れません。
そもそもそんな人は居ないものですし、まだまだ売上が立っていなかったり、あっても不安定だったりと、小さな会社で出せるお金も限られているはずです。
そんな状況下で、メジャーの4番打者のような人ばかり連れてくるのは、金銭的に不可能でしょう。そもそもできないと思っておくべきです。
そのため一つ一つでいいので、自分にしかできない仕事をマニュアルを書いて他の人でも出来るようにしましょう。そして、それをメンバーに依頼していき、No.2の方と向き合えるまでに待つのが得策です。
3.社長も見られていることを覚えておく
<POINT>
・人間として信頼できる人に「あなたが」なる必要がある
・コンセプチュアルスキルは重要
・だがもっと重要なのは人として信頼できるかどうか
そしてもう一つ、気をつけなければいけないのは社長も信頼できる人間として見られているということです。
役割と責任が大きいということは、能力的に高い事はもちろん重要ですが、それ以上に重要なのはコンセプチュアルスキルと呼ばれる、抽象的な思考力だったりします。またいくらコンセプチュアルスキルが高くても、人間として信頼できるか、がないとNo.2を見つけるのは難しいでしょう。
そしてそのような信頼を他の人に施したいのであれば、社長がまずそのような態度を示す必要があるのです。また実際にNo.2と言うポジションに就くのであれば、一緒に経営をやっていく存在になります。ゆえに、人間として信頼できる、パートナーとしてイメージができる人と、一緒に手を取り合ってゆくことが重要になります。
経営のNo.2を探す時のまとめ
同じタイプの人ではなく違う強みを持つ人を選ぶこと。
少しづつ仕事を譲り、スーパーマンを期待しないこと。
信頼できる人を選ぶこと。
これらの3つのポイントを意識しながら、焦りすぎずに右腕と呼ばれる方との出会いを探しましょう。
ちなみに筆者は即戦力人材のプラットフォーム「コデアル」を運営しており、即戦力人材の受け入れを数多く支援させて頂いております。
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