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新卒で就活してwebエンジニアを選んだ経緯

初めまして、 @shota_kohara と申します。新卒で入社した会社の退職エントリーを書いていたら、そもそもエンジニアを選んだ理由の説明が思ったよりも長くなり、本筋からも逸れるため別記事にしてみました。当時の悩みや考えを時系列に即してそのまま書いているので読みにくかったらすいません。誰かの就職活動のためになれば嬉しいです。

就活のスタートは将来への不安を解消することから

まず仕事という意味でバイトレベルの経験でしか接点のなかった社会はわからないことだらけで、情報を調べたり、社会人の先輩に仕事のことを聞くも、自分自身の経験との紐付けができないのでどうにも実感がわかないものでした。周りの大人がほぼ終身雇用のイメージの社会で育ってきて、ただ漠然と将来の選択を間違ったら生きていけなくなるのではと不安を感じていました。

ただ漠然と不安を感じても仕方がないので、具体的に何に不安を感じているのか整理してみました。以下のようなことを悩んでいました。

1. 仕事に飽きてやめてしまうこと、また辞めた時全てを失うこと
2. 中長期で職能が陳腐化してお金が稼げなくなること
3. 会社や日本の破綻などの環境要因で、自分も破綻すること
4. 自分に全く才能がなくて周りについていけずドロップアウトすること
5. 精神や身体を壊してしまって退場してしまうこと

不安を具体化して良かったのは、後に続く将来選択の意思決定の際に引き算的にロジックが働いて、業種や会社を選ぶ時に「違う」ことを検知しやすくなったことでした。上の条件を満たしていれば、大体リスクサイドの観点では業界・業種・会社はどこでも良いと考えられました。

具体的な将来像を持つことは出来なかった

就活をしていた時によく社会人の先輩方に君は将来何を成し遂げたいのかとよく聞かれました。当時そんなことわかるわけないと思っていました。

大学3年生の自分は世界に対して情報不足で、今自分が考えられるレベルのやりたい事や社会への課題感は無知から生まれる勘違いだと思っていました。考えはあっても、本当に生涯をかけてやり通せる自信がありませんでした。寧ろ自信を持って夢を語れるように早く社会を理解できるようになりたいと考えていました。

ただ外の世界のことは情報が無く判断できなくても、自分の内側の世界、自分がどんな瞬間に楽しいと感じるかなどについては20年以上の人生から結論が出せると思っていてそこだけは答えを出すようにしました。

自分が楽しいと感じることの法則をみつけた

今までの人生で楽しいと思いでに残っていることに対しての共通点を探しました。合計1ヶ月くらいの時間を確保してただそれだけを考えるようにして結論をだしました。

それで、課題に挑戦して何か答えを出すことが好きなことに気づきました。難しい課題を解くことは目的であり、あまり課題のジャンルには共通性は無いように感じました。実力を超える難しい問題の方が好きでした。

20年以上生きてきて共通の特性なので、きっと今後生涯変わらないことを信じてみることにしました。

人間の幸せのためにビジネスをしようと決めた

課題を求める方向性を考えました。もともと物理学を専攻していましたが、大学在学中にデザイン思考に触れたことをきっかけに人の深層心理に興味を持ちました。本人も自覚していない欲望を理解し、それを満たすことは課題として難易度が高く面白そうだと感じました。それで課題解決のゴールは人間の幸せとなりました。

またそれに関連してビジネスを作ることに感心を持ちました。ビジネスは人のニーズを叶えることで成立すると思っていて、またお金も稼ぐので拡大再生産して課題解決の影響力が大きくなり一石二鳥の旨みがあります。

人間の幸せのためにビジネスで課題解決をしようと考えました。

手堅く目標を達成する方法はwebエンジニアだった

自分の知っている限りの数ある選択肢の中で、webエンジニアはリスクが低くやりたいことに繋がる道だと思いました。以下のような思考経緯でこの仕事を選びました。

なるべく効率的にビジネス経験が積める業界を探す上で、ビジネスのライフサイクルが短かったりローンチが手軽なものがよく、知る限りではweb業界が良く当てはまりました。また技能はなるべく広い領域で生かせるものが良いと思っていて、本質的だと思う役割を探しました。ビジネスは人の欲しいものを見つけてきて、それを作って売ることだと考えました。その観点で当時の知識で、人との接点を持ち心を掴む営業と、実際に物を作ることができる開発に興味を持ちました。

その中で開発を選んだ理由は2つありました。1つはいざ自分で事業を立ち上げようと思った時に、開発は技術専門性が高いので出来なかった時ボトルネックになりやすいと思ったからです。また開発さえできれば物を作ってスタートできる手軽さもあります。

もう1つはビジネスの成長経験を積む近道だと思ったからです。成長のためにはどれだけ早くオーナーシップをもって事業をコントロールできるかが重要な論点だと思っていました。自分が意思決定するためには、既存のオーナーに対してアドバンテージを持てる状態でないといけないと思いました。その中で当時の周りの情報からは営業・マーケが分かってもエンジニアリングの分かるビジネスーオーナーが少なく、ビジネスをコントロールしたいと思うエンジニアも少ないという仮説でこの道を攻めるようにしました。

またエンジニアの需要も拡大していて売り手市場であり、十数年くらいは風当たりは良さそうで、それからもし市場がなくなるとしてもそれまでの間に十分社会を知った上で次の手が考えられるのでリスクサイドも問題ないと思いました。

このような思考経路で、エンジニアになりました。

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shota
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