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今更ながらWhiplashについて語りたいんですけど・・・もう遅いですかね。

遅いですよね、わかってます。わかってるんです。
発表されたのは10月。
もう2024年も終わり、それぞれの音楽賞も発表され済みで、
もう評価も一通りされ済みなのはわかってるんです。

でも…
まず2024年のaespa、やばくなかったですか?

まず、問答無用で全K-POPファンがぶちのめされたSupernova。
これはもう、説明のする必要はないと思います。
KWANGYA時代を生かしながら塗り替える、新たなaespaの名刺代わりの1曲。
(めっちゃ売れた。先行曲なのに。売れすぎた。)

そして出ましたArmageddon。
Supernovaの陰に若干隠れがちですけど、
これ、他のグループでやれます?やれませんでしょ?
MVも曲もここまで練りに練って、作りに作り込まれているのにもかかわらず、
強大な異物感を当てつけられるような、それでいてカタルシスのある
(↑ここまで書いたけど要は「意味わかんねーけどすげー!!!」ってことです)
これこそaespaのキャリアがあるからこそ成立する1曲。

ほいで待望の日本デビュー曲(厳密に言えば前年に日本語曲の配信はされているので、日本での活動を本格的に開始した曲)のHot Mess。
エヴァ(?)的機械少女モチーフと日本古来から連綿と続く大和ギャル的ガラパゴスキャピ感を、もう勢いのあるからなんでもおもろくなってるaespaに全部ぶち込んじゃえ!みたいな画期的登場シーン詰め合わせのMVでお馴染みの1曲。

おぱんちゅうさぎの人、売れたね。

とかまあ色々とあり…

ついにWhiplashですよ!

ちょっとね…カッコ良すぎて…
これまでもね、散々見せつけられてきたわけです、
個人的には前年のDramaから薄々「いや、これ、aespaやばいんじゃないか?」という予感があったんですが、マジでこの曲で射抜かれた感じです。
いや、ここにきて、ミニマルなんです。
今までは足し算で来てたのに、ここに来て引きに来たんです(引きに来た?)

大半のシーンが装飾のないスタジオ。
そこに無機質なカメラ、クレーン、照明機材、正体不明のギアなどなど、そしてバックダンサー。
その他は野外、といっても具体的な場所が明示されているわけでもない(分かるのはカリナが乗っていた車ぐらいかな…)

これまでも散々「aespaじゃなきゃ出来ない」っていうことをかまし続けてきたのですが、これは本当にね、下手に真似しようとしたら、ただ事務所に金がなくて困って苦肉の策であえてセットを組まずにMV作りましたー、って感じになると思うんです(いや知らないよ、aespaももしかしたらSMにお金がなくてたまたまこうなっただけかも知んないし。)

これはもうね、鳴り物入りでデビューして、売れてはいるもののKWANGYAというK-POP屈指の難解(というかSMの人間でさえよくわかってない)コンセプトに翻弄されて、取っ付きづらいアイドルのイメージが付いて、その間にIVE、NewJeans、LE SSERAFIM、(G)I-DLEなどの同年代のアイドルに人気を(やや)追い越されて、挙句SMのお家騒動で1年以上カムバができなくて、という、
一つ一つはアイドルにとってポジティブとはお世辞にも言えないようなキャリアを、辛抱強く潜り抜けて、結果的に上記のあれやこれやが2024年ブレイクの十分過ぎるほどの「助走」となったわけです。

おそらく他のアイドルで「aespaが羨ましい」と思う人はいると思うけど、
「aespaと同じようなキャリアを歩みたい」と思う人はいないと思う。

それほど、オリジナルな変遷を辿ったアイドルなわけです。aespaは。
そんなaespaにしかできない、集大成、というか大どんでん返しの1曲なわけです。

というかですよ、ここまで「KWANGYA」と言ってきましたが、
下手したら「KWANGYA」を知らない/忘れたファンだってたくさんいると思うんです。
それほど、2024年のaespaは、自分たちのパフォーマンスで全てをポジティブに塗り替えたのです。

やば、話が大きくなっちゃった。

ただただ「aespaやばくなかった?てかWhiplashクソほどカッコよくなかった?でしょ!そうでしょ!」という話をしたかっただけなんです。
言葉って難しいですね。

できれば併せてWhiplashのテレビパフォーマンスも観てください。

みんなかっこいいんですけど、最近はウィンターのパフォーマンス一つ一つが死ぬほどかっこいい…と思っています。それを、是非とも目をかっ開いて皆様にお伝えしたいです。

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