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いざ、オーシャンカップ-フウガドールすみだ 【星龍太】

星龍太です。
前回初めてnoteを書きましたが、フウガのサポーターだけでなく、選手も見てくれたりして、自分の想像よりも多くの反響がありました。
反響、反応があると自分の中でもやりがいを感じることができたし、面白いなと感じました。

フウガの選手たちも、結構見てくれていました。田口大雅が「それ僕です」っていう反応をしてくれたのですが、わざとボカして書いたのに名乗りをあげてくるところを見て、周りのベテラン選手たちの中からも「若いな、反応するなよ(笑)」みたいな声が上がっていました。

前回のnoteを出した後の練習中は「お前、そんなんじゃ一緒にペアを組んでもらえないぞ」とか「龍さん怒ってるぞ。これはコンビ解消か?」というイジリが飛んだりしています。

前回のnoteで明日から組んでもらえなかったらどうしようというのを書きましたが、次の日からしばらくペアを組む練習がありませんでした。

週に一回のフィジカルトレーニングで2人組を組む機会があったので、僕は何の気無しに別の選手とペアを組んでしまったのですが、周りから「組んでない〜」というイジリをされてしまいました。その時はチームメイトにちょっと付け込まれた気がします…。

忘れ物に関しては、まだ罰ゲームを回避し続けています。
ただ、練習の出発前にはめちゃくちゃ確認するようになりました。途中で車を止めて荷物を確認したり、奥さんに「テーブルに置いてあった荷物、置き忘れてない?」とラインしたりしています。

■新体制発表会

5月17日に、フウガドールすみだの新体制発表会が行われました。

1人ずつ入場するシーンがあって、スタッフからはふざけてもいいので自由に入ってくださいという、ほぼふざける前提での指示がありました。

背番号順に入場するのですが、1番の岸将太、2番の岡村康平は性格的にふざける選手です。僕の前の背番号4番の諸江剣語は「俺は真面目に入場する」と言っていたにも関わらずやってしまったので、僕もやらざるをえず…。

当日会場に来てくださったみなさんは、僕がどんな風に入場してきたのか、見ていたと思います。罰ゲームではないですが、流れ的に「やるしかないな」という状況でした。

みんな苦痛に思わず、楽しんでふざけていましたが、いきなりそういう振りをされたら、毎回はちょっとできる気がしません…。勢いで対応できるかもしれないけど…。僕はみんなのそういう姿を静観していたいタイプなので、正直なところ無茶振りになれることはできないかもしれません。

新体制発表会は、スポンサー、サポーターの皆さんや、スクール生を呼んで開催されました。ここ数年はコロナ禍で、名古屋にいる時もキックオフパーティは開催できていませんでした。
墨田区の区長さんをはじめとする様々な方が参加してくれて、一体感を感じられる良い時間でした。いよいよシーズンが始まるんだなと改めて自覚するきっかけにもなるし、チームがひとつにまとまる機会になるなと思います。

キャプテンの栗本博生の話を聞きながら、フウガはふざけるところはふざけつつ、しっかりやるところはしっかりとやる、メリハリのあるチームなんだなと思いました。新たなフウガの一面を知る良い機会でした。


■オーシャンカップに向けて

いよいよ25日からオーシャンカップが行われます。

僕は今まで10年間同じチームでプレーをしてきて、新たにチームを移籍して最初の大会です。古巣と戦えるという新鮮さや楽しさはありますが、どこまで自分がチームに貢献できるのかという部分で不安はあります。

普段フウガが練習場として使用しているアリーナは、20m×40mという正規のサイズではありません。フウガの選手は慣れていると思いますが、今シーズンはまだ正規のサイズでのピッチで練習も試合も行うことができていないので、感覚の違いという意味でも不安はあります。

合流してまだ1ヶ月なので、公式戦が始まるとなると、期待半分、不安半分というのが正直な気持ちです。

フウガは練習の最後に背番号順に一言ずつ話す場面があります。そこでベテランの宮崎曉が「ベテラン勢は、シーズンで3回タイトルを取る機会があります。オーシャンカップ、リーグ戦、全日本選手権の3回で引退するかもしれない。ラスト3回しかチャンスがないかもしれないので、1回も無駄にしたくない」という話をしていました。

その話を聞いたキャプテンは、胸が熱くなったという話を新体制発表会の中でもしていました。それがチーム全員に響いていたのかなと思いました。オーシャンカップの抽選が終わった後は「なんて厳しい山を引いたんだ」いうような、少しネガティブな感じでしたが、選手の中からそういう発言が出て、大会が近くなってスイッチが入ってきた感じがしています。

そういう意味では自分が馴染む馴染まないという不安はありますが、チームとしての期待感は高いなと思っています。

この大会で、フウガの1シーズンがどんな感じで始まるのかというのがわかる大会なので、仮に優勝を逃してしまったとしても、自分たちの立ち位置や、やるべきことを確認できると思います。
そういう意味でも意義のある大会にしなくてはならないなと思います。
正直なところ、本当に何もわからないというのが本音です。
今いる選手たちがどんなことを考えているのかも分かっていません。
名古屋では全員がプロ選手で、全てのタイトルを取るという共通意識の下でやってきました。勝つために呼ばれている選手なので、そこに対しての気負いというのもありませんでした。

一発勝負の大会という意味ではプレッシャーもありましたが、フウガは全員がプロではありません。自分が思っていた以上に若い選手が多いです。公式戦に対してのモチベーションや、コンディションが読めないので、そこが噛み合えばものすごい力を発揮できるポテンシャルのあるチームだと思っています。

その力を出せるか出せないかというのは、チームの方針やベテランの力にかかってくるのかなと思うので、そこを引き出さなければいけないなと思っています。

■最後に

優勝を目指すために、目の前の一戦を大事に戦うことが大切だと思っています。ただその上で、自分の個人的な感情を乗せると、3回戦目で昨シーズンまで在籍していた名古屋と戦うチャンスがあります。名古屋オーシャンズを戦いたい気持ちが強いです。

古巣という感情というよりは、今のオーシャンズがどんなチームなのか知りたい。新加入の外国人選手もすごく大きいです。マッチアップしてみたい。練習中はどうしてもそこまで本気でぶつかるというのはなかったので、本気のオーシャンズと戦ってみたいです。

オーシャンカップは八王子にあるエスフォルタアリーナ八王子で開催されます。東京開催なので、フウガのサポーターの皆さんにはたくさん応援に来てもらいたいなと思います。

まずは初戦、5月25日12:00からバルドラール浦安戦。応援よろしくお願いします!!


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