【有料級長文記事】ネットビジネスを20年近くやっている日本の元祖ビジネス系インフルエンサー(老害)が割と最近はじめたルーキーのキミたちに伝えたいこと
原田翔太です。今日はちと張り切って老害としてたまには役に立つことでもなんか書いてみようかと思っていますよっと。かなりの長文ですが必ず役に立つはずです。
・・・なぜならば、「これからあなたに必ず起こること」だからです。あの、これ、割と本当にこれはポーズじゃなくて重要な話なのね。
だから、いつになく超長文でお届けしますがちょっと心して読んでほしいです。
ネットビジネス世代交代の波を超雑にまとめてみる
さて、本題。
最近思うことがあります。
それは、
「世代交代著しい」ということ。
ちょうど一昨日、かの川島和正さん(メルマガで日本一の読者数を誇る人です)が42歳になられたのをきっかけに「引退する」と発表していて、
「うえええええええ!?」となりました。
「え?マジ?」みたいな。まあこれは本人の決断ですし、川島さん普通にもう資産すごいあるからそれも不思議でもないんで、理解もできるんですが。
川島さんは、私より少し年上のお兄ちゃんですが、ネットビジネスで起業したのがだいたい同じくらいの時期だったので、色んな意味で「同期だな」と思える存在。その人が、ぼちぼちプレイヤーとして第一線を退くと明言したのは、少なからず、ちょっとした衝撃でした。
でも、その気持ちもちょっと分かります。
なんせ、ここ2〜3年で、ずいぶんネットビジネスの世界は様変わりしました。
すくなくとも2017年頃までは、プロダクトローンチ全盛。
この流れは私が見ている限りだとおおよそ2011年ごろから始まりました。(ちょっと今日は「それ以前」の旧世界については端折ります。長くなりすぎるので)
なにやら箕輪さん編集で「プロセスエコノミー」とかいう本が最近出るみたいですけど、プロダクトローンチっていうのは要するに「プロセスエコノミー」そのものなんですよね。
「プロダクト」を「ローンチ」(打ち上げ=発売)するまでに、その前段階から細かくプロセス開示しながらプロモーションやっていく。それによりウォッチャーやユーザーとのエンゲージを高めることで売上げを最大化する手法ですね。このコンセプト自体はアメリカ発(ジェフ・ウォーカーというおっさんがこの輪郭を定義しました)ですが、例にもれずとても極端にジャパナイズされまして日本式プロダクトローンチみたいなのがネットビジネスの世界で一つの様式美となりました。
ほんで金の亡者みたいな割としょうもない連中が枝葉だけでこれを実戦したので「ローンチ」=詐欺的な情報商材のやつみたいなイメージになっているというわけですw
さらに、2012年とか13年頃とかくらいになると与沢翼さんとかがメディアに出突っ張りだったのもあって、この時期にとても新規参入する人が多くなりました。
体感するだけでも、その時期にそれまでの5〜10倍くらいはこういう世界が拡張したように感じています。一気にマーケットが広がったのは与沢翼さんの存在はなんだかんだででかかったかなと思いますね。とにかく、今までだったらネットビジネスなんて気にもとめなかったような「ふつーの人」たちがこの時期にがさっと業界に入ってきました。漫画にも描かれたくらいでしたから、ちょっとした社会現象だったんだと思います。
それから14年、15年、16年と時間がたつにつれて日本の「ローンチ」界隈はどんどん激化していきました。
とにかく一発で「1億」とか「2億」とかがザラに売り上がるわけです。ぶっこめばぶっこむだけ、リターンも取れるということもあって、とにかく広告費に全ベットして、ガボッと回収する、みたいな道に多くの人たちが走っていきました。
ある種のバブルみたいな感じで、「狂っていた」時期ですね。
それまでわりかしまともな感じで活動していた人たちもお金の魔力にあてられて、本当にゲスな感じのプロモーションに関わるようになりました。
(それがきっかけで消えちゃった人も多数いますね。あの人とかあの人とか、元気してんのかな?w)
2010年代前半くらいまでは、オプトイン単価(1見込み客リストを獲得するための広告コストのこと)は500円〜1000円くらいだったのが、ローンチバブル後半になると「1オプト1000円?安すぎ」みたいな世界に。
これがどんどん過激になっていって、一時期、1オプト3000円とかみたいな単価にまで高騰していた時期がありました。普通に考えて1見込み客獲得に3000円も払っていてペイできるビジネスって、あんましないです。売り方も過激になりました。売るものも、変な詐欺みたいな案件ばかりになりました。情報商材は怪しいって言われるのも、こういうことをやる人が多かったからっていうのは結構理由としてあるかなーってのは思うところですね。
そのバブルが弾けたのが2018年でした。
仮想通貨バブルが弾けてしばらくして、秋口くらいですかねえ・・・
予兆自体はそれまででもたくさんのシグナルがありました。どう考えても長く持たないでしょこれと個人的には思っていたんですが、そうはいってもなまじ売り上がっちゃうので狂気の沙汰みたいなローンチ合戦は止むことはありませんでした。
その直接的なきっかけは「LINEバン」でした。
2015年以降くらいから、LINEが国民的インフラに成長したことにより、ダイレクトマーケティングの実施方法が「メルマガ」からLINEに以降していました。
だからほとんどのプロモーションで、「LINE」をメインに見込み客リストを集めるようになっていたんですね。
言ってみれば「LNEにすべてを委ねる」状態だったわけです。
当然ですが、LINE社からしたら、変な輩に食い荒らされているみたいな状態って面白くないわけですよ。「こいつらBANしたろ」ってなりますよね。
そんなわけで、18年に大規模な粛清が行われました。
それが直接的なきっかけで、ローンチをしかけていたプロモート会社のLINEアカウントが一斉削除をされて、狂気の沙汰状態だったローンチ界隈は破綻しました。
ローンチ会社の多くがこの時期に潰れたり、解散しました。
あれだけ活況だったのに、あっというまにシュリンク。
ブイブイやっていた人たちは、一気に消えました。
・・・今もまあ、広告を使ったりして粛々とやっているところもあるみたいですが、少なくとも市況はかつてのような状況とは完全に雰囲気が変わっているのは事実です。
それとクロスフェードするように、気がついたら、周りを見渡すと、ずいぶんと「若手」が増えていました。
原田は最近意識的にTwitterとかInstagramとか、これまで距離を置いていたSNSの世界に割といるようにしているのですが、そこを見ていると気づくことがあります。
ネットビジネス・ディバイド(断絶論)
それは・・・
「自分たちのことを知らない若手や新人がすごく多い」ということ。
ここ2〜3年ではじめたような子たちが、自分が思っていた以上にたくさんいて、それなりに活躍しているという状況を知ったんです。
ちょっと、偉そうな言い方ですけど、これまでだったら、ネットビジネスをやっていて
「原田翔太を知らない」」とか、ちょっとありえないわけですよ。(偉そうで申し訳ないけど、まあ事実なんでw)
だって、普通にやっていたら、私の名前は必ずどこかで通るもんです。
今でこそ「学生で月収数百万稼いでいます!」みたいな子たちも増えましたけど、なんせ私は日本の元祖「ネットビジネス1億稼いだ大学生」です。
そういう本もだしていますし、テレビもたくさん出ていましたし、インフォトップとかのプロデューサーもやっていまたし、まあ、そういうハシリみたいな存在ですからどこかしらで知るっていうのが「普通」のルートだったわけです。
さらに、川島和正さんなんて、メルマガ部数日本一ですから、私よりもさらに知名度がありますよね。
でも、今の若い子たちは
「原田翔太も、川島和正も知らない」
なんて子がザラにいるわけです。
話をしていると、あの与沢翼みたいな超有名人ですら「ああ、なんか昔活躍していた伝説の人ですよね?w」みたいな印象ぽいです。
マジか・・・・・・・・
ってなります。笑
そうなのです、時代は流れているのです。
もはや、ネットビジネス業界というのは全くもって一枚岩ではない。
昔はね、もっとはるかにシンプルだったんですよ。大きくザクッといって、100人くらいのキープレイヤーを抑えておけば「業界のほぼ全て」だったんです。
だから、ちょっとこれも偉そうな言い方になりますけど
「オレのこと知らないやつなんていない」ですし、
「有名な人でオレが知らないヤツもいない」みたいな感じでした。
でも、今は原田のことを知らない人はいっぱいいますし、
原田が知らない人もいっぱいいます。
・・・・世界は広がっていたのです。
川島さん引退というのも、そういう状況もあるんだろうなと勝手に察しています。今の若い子たちは、私たちの世代のネットビジネスとはまた違う感覚・文法で動いています。そこにプレイヤーとしてアップデートし続けていくのは、辛いし、なかなかしんどい。
川島さんご自身は「もうバタバタするのは華麗じゃないと感じるようになった」みたいなことを書かれていました。これも分かります・・・
よくメディアで「分断」とかいう言葉が喧伝されていますけど、
これって、まさしく「分断」そのものだなって感じるんですよね。
ネットビジネス・ディバイド
です。
ってことで、原田自身少し視野を広げないといけないなと思って、
2020年くらいから「視野拡張」を心がけるようになりました。
2021年、いま一番活況なのは、かつてのように「メルマガ&Facebook文化圏」にいるようなレガシーなタイプのネット系起業家ではありません。
*今の若い子たちは「Facebook」を「SNS」だとあんまし
認識していないみたいですよ。ビビりますよね。笑
そういう人たちの時代は終わりました。
いまは端的に言えば
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