「練習量(時間)多い=負荷が高い」?
練習量(時間)=負荷が高い。
まず、上記のような考え方が根底にあると思う。
たくさん「練習」をした方が、うまくなるし、体力もつく!
といったように考えているのだと思う。
もちろん、何時間の練習が正しいのかは
チームの状況や環境などで異なるものでもあると思う。
だけど、練習量(時間)=負荷が高い。
では、何かが足りていないと思う。
“負荷”とは?
とてもわかりやすい例えがあるので、紹介する。
90分間で15キロ走
90分の紅白戦
どちらの方が運動量が多く、負荷が高いだろうか?
“林 舞輝の著書「サッカー」とは何か。引用”
ここでも、考えなければいけないのは。
頭や心の負荷であり、サッカーというスポーツの捉え方である。
トップレベルの試合での走行距離は11キロと言われている。
15キロ走では、頭を使うことはほとんどなく、集中力もそこまで必要なく、習得すべきプレー原則も「0」だ。
一方で紅白戦はどうだろうか?
何が起こるのかわからない複雑な試合で常に頭を動かしながら判断を繰り返し、集中し、戦い、リーダーシップやコミュニケーションまで求められる。
こちらの方がはるかにトーレニングとしての「質」も「量」も高いのだ。
“林 舞輝の著書「サッカー」とは何か。”引用
負荷と聞くとフィジカル(体)だけを意識しやすいが、それだけではない。
内容の複雑性、集中力の継続、習得するものの多さ。
そういったものを考慮してみると違った角度から考えることができる。
“頭とココロ”
Jリーグは現在、週に2試合の日程で再開されている。
過密日程の中では、体よりもメンタル面での疲労の方を考えることが重要だと言われている。
肉体的な疲労というのは、48時間もあればその大部分は回復できるものだ。
必要なのは、休息と適切な回復トレーニングであり、それをきちんと行えばフィジカルな能力そのものを取り戻すことは可能だ。
しかし、次の試合に向けて精神的なエネルギーを改めて充電するというのは、それよりもずっと難しい。
『 サッカー“ココロとカラダ”研究所 』より引用
体の疲れは目に見えやすいが、頭やココロの疲労も忘れてはいけない。
それは、大人も子どもも同じだと思う。
(もちろんプロや置かれた環境などによって異なるものだと思うが、、。)
1試合戦うことは本当に疲れる。体、頭、そしてココロが。。