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練習嫌いのヴァイオリン少年の思い出。 

40歳の節目直前。

なんか色々人生を思い出してしまうよね。

あの頃のこと、今でもありあと思い出せる。僕がヴァイオリンを習っていたことで出会えた、若かりし頃の今や超有名ヴァイオリニストとの思い出。そして人生の教訓。

ヴァイオリンを習う=その人を追っかける的な感じの少年時代でした。

『推し』ではない。もっと激しい感じ。当時の言葉で『追っかけ』なんて言ってたよね。






どうも、渡邊翔太と申します。

長野・白馬村で『オーバーグルグル』というペンションを家族で経営する傍ら、Tシャツやオリジナルグッズを提案、制作する仕事をしております。

冒頭でも書いた通り。
幼い頃の話を少しだけ。ヴァイオリン少年渡邊くんとその母親が推してた、人達との思い出話。

ではどうぞ!




保育園の最後の年から、中3までヴァイオリンを習っていた。

知ってる人がいるかわからないけど、当時はイケイケのスクール、スズキメソッドに通っていて、発表会では、九段下の武道館にて、ステージと客席も含めて何千人もが同時にきらきら星を弾いていた中、僕もそこに紛れ込んで下手くそなきらきら星を弾いていた。

そう。練習嫌いもあり、あんまり僕はヴァイオリンが上手くなかった。

ヴァイオリンという楽器は指板にギターのようなフレットがないので、自分の耳で音程を判断するしかない。正直に話すと、レッスン中に先生に、音が微妙に外れていて、高いよ、低いよ。と言われても、それが合ってるのかズレてるのか。高い低いってどういうこと?なんて感じで小さい時の僕は音程という概念が全くわからなかった。
(今はまだわかる。たぶんわかるはず。自信ないけど)




そんな中。母親は東京出身で、早いうちから白馬という、田舎に連れてこられたもんだから、東京に行く理由を探していたのかもしれない。とあるバンドの追っかけを始めた。

クライズラー&カンパニー

粗くてごめんなさい!泣。時代!笑。

ボーカルはいない。ヴァイオリンが主メロを弾く、インストバンド。
ちなみに今や超有名ヴァイオリニストがこの中にいます。わかります?


ちなみに2015年に再結成して、その時のアーティスト写真はこれ。
これなら誰かわかりますよね。

そう。

葉加瀬太郎さん率いるグループなんです。太郎さんはこのクライズラー&カンパニーで、デビュー。解散後は、ソロでやられて、情熱大陸やらなんやらでその辺は皆さんご存知だよね。

そんな訳でこのクライズラー&カンパニーのいわゆる『追っかけ』を母親がやっていて、それに僕は音楽の勉強のためと言われ、ずっと連れていかれてました。




初めてのライブが忘れもしない。これをきっかけに僕も母親もクライズラーにどっぷりになった。
長野県の松本公演で、その日にファンクラブに入れば楽屋ツアーといって、ライブ後の楽屋に入れてもらえ、メンバーと交流ができるというイベント付きのライブだった。

勿論その日にファンクラブに入会し、母親と一緒に楽屋に行った。若いファンの女の子ばかりなのに、小さい子供の僕は相当目立ってたみたいで、さらにヴァイオリンも習ってるときたら、太郎さんにめちゃくちゃ話しかけられたし、名前も覚えてくれた。

その時の写真。全員若すぎる。

それからというものの。
ライブに行けば、出待ちをして、太郎さんとよくお話しして。

ビブラートできるようになったか?、とか。今、何の曲練習してんの?とか。毎回少しの時間しかなかったけど、色々とお話しさせてもらっていた。

(新宿ルミネかなんかのライブの出待ちは会場から太郎さんが電車に乗るまで一緒に歩いたことがあった。軽井沢のライブではライブ中に僕らにしかわからないような合図を送ってくれた)




本当なら、僕がこれでヴァイオリニストになって、あの頃があったからみたいな。美談を話せればよかったのだろうけど、現実はそんなにうまくはいかない。

クライズラーの解散もあり、中学になったらヴァイオリンは辞めてしまった。
そして、結局あんなに太郎さんと喋ってはいたけど、小さい時の僕は結局練習が嫌いだったし、ヴァイオリン自体に正直あまり興味はなかった。

でも太郎さんと話すことやクライズラーのライブは楽しかった。まあ、結局目線はただのファンだったんだよな。プレイヤーじゃなかったんだ。

皮肉なのはその後バンドを始めてさ。30代前後のときにこのままじゃまずい!なんて言ってボイトレ行ったり、個人練習頑張ったりしてたよなあ。小さい頃から磨いてろよ!って話だよね。




でも、また総じて僕の人生の中の1つの大きな出来事になったことは間違いない。

その後ライブハウスで音響で働いたことも、そもそも音楽に興味持ったことも。
クライズラー&カンパニーのライブ、太郎さんと出会ったからもあるだろうし。


そして、教訓の一つとして。
やってるフリばっかしない。

当時、たぶんろくに練習してないのに、太郎さんと話しているときだけ、ヴァイオリン好きぶってた自分がいたよね。よく見せたいとか、今この瞬間の話を盛り上げたいって思いでさ。

僕もいい年齢のときにこれは気付いたよね。俺ってそうゆう癖あるよな、なんて。

これからの人生、そうゆうことはしないように。その時だけいい顔しないように。ありのままでいよう。いい顔したいなら努力しよう。


テレビで太郎さんのことを見かけると、懐かしいあの頃の思い出と自分への戒めがいつも蘇ります。




最後真面目になってしまった!苦笑。
読み終わったら、このYouTube見て!最前のど真ん中の1人だけ小さいのは僕。苦笑
1994年日比谷野音。懐かしいね。





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長くなったーーー!!泣。
最後まで本当にありがとうございます!
感謝!

またnote見に来て下さいね。

そんなわけで長野・白馬より渡邊翔太でした!
またねーー!!


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