ながらSDGs通信[第15回]目標12.つくる責任 つかう責任
はじめに
このコーナーは、私がタウンアドバイザーを務める千葉県長生郡長柄町の広報誌に毎月連載している、SDGsに関するコラムをnoteを読んでいる皆さんにもお伝えするものです。
目標12. つくる責任 つかう責任
「目標12. つくる責任 つかう責任」は、「持続可能な消費と生産」がテーマです。
中間層による消費活動
世界の人口は増え続け、現在の80億人から、2050年には97億人になると言われています。その間、世界中の多くの人たちが「中間層」と呼ばれる、購買力があり、豊かな生活を望むようになります。人々はこれまで以上にたくさんのモノを「消費」し、そのために企業は地球環境を守りながらたくさんのモノを「生産」しなければなりません。
食糧の廃棄問題
現在、世界全体で生産される食糧の約3分の1が、未開封で廃棄されているというデータがあります。目標1の貧困や目標2の飢餓への影響もさることながら、食糧を生産するためにはたくさんの水やエネルギーが必要です。今後人口の増加と中間層の増加によってその需要が高まっていくことを考えると、私たち一人ひとりが「消費」の行動を見直す必要があるかもしれません。
参考
国連広報センター(2019)「責任ある消費と生産はなぜ大切か」
掲載情報
千葉県長生郡長柄町『広報ながら』2022年12月号
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