ながらSDGs通信[第6回]目標3.すべての人に健康と福祉を
はじめに
このコーナーは、私がタウンアドバイザーを務める千葉県長生郡長柄町の広報誌に毎月連載している、SDGsに関するコラムをnoteを読んでいる皆さんにもお伝えするものです。
目標3. すべての人に健康と福祉を
今月は「目標3. すべての人に健康と福祉を」です。
健康な暮らしの重要性
健康な暮らしは、SDGsのさまざまな目標を達成する上で欠かせないものです。これまで世界では、平等な保健・医療サービス、予防接種、衛生的な水の提供などによって、多くの国で寿命が延び、幼い子どもの死亡率は下がり、より良い治療が受けられるようになってきました。
ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」
目標3の重要なキーワードに「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」があります。UHCとは、「全ての人が適切な予防、治療、リハビリ等の保健医療サービスを、支払い可能な費用で受けられる状態」を指します。日本は、国民皆保険制度や保険医療へのアクセスなど、UHCの達成にいち早く取り組み、世界有数の健康長寿の国になったと言われています。
目標とターゲット
さて、SDGsは17の目標の下に、より具体的な目標を示す169の「ターゲット」があります。目標3のターゲットには、感染症への対処(3.3)やワクチンの開発(3.b)に関する記載があります。SDGsが採択された2015年時点で、感染症対策は持続可能な社会の達成目標の一つでした。SDGsは遠い未来の話ではなく、私たちの身近に起こりうる課題として考えるべきものです。
参考
国際連合広報センター「すべての人に健康と福祉を」、
厚生労働省「2018年世界保健デーのテーマは「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」です。」
掲載情報
千葉県長生郡長柄町『広報ながら』2022年3月号