ついに看護師辞めました!
先日、3年間勤めてきた大学病院を退職しました。
三次救急のICUに勤めていたのですが、本当に沢山の経験ばかりをしました。たった3年間ですが、自分が最も学んなことを下に書きます。
僕は入職した時、ただの看護師にはなりたくない。「あいつらしいな」「この看護はあいつっぽいな」と自分にしかできないことで光ろうと決めていました。
僕は患者の目標を明確にし、その人のポテンシャルを最大限に引き出せるようにすることが看護師の役目だと思っていて、そのために必要なことは圧倒的な人間力だと考えています。なので患者との会話を大切にしていました。正直自分の部署の中では僕が1番患者と会話をしてきた自信があります。退院して何をしたいのか、その目標に辿り着くためには何をするべきか、患者と話し目標を共有することが必要なリハビリを見出すことに繋がります。意外とリハビリは看護師やPTにやらされている患者がほとんどで実践している意味を理解していないことが多いです。なので自分自身が行っている意味を理解していることや検査データや数値ではなく、治ってきている・悪くなってきているという感覚を患者自信が感じていることがとても大切だと思います。
ここまでを話すとICUっぽくないかもしれません。
究極を言うと、入職前の看護学生が急性期と慢性期、どちらの病院に行くか迷う場面があると思いますが関係ありません。
もう一度言いますが看護師全てにおいて共通していることは圧倒的な
人間力と会話
だと思っています。
例えばICUにおいて、
①血圧が下がりました。なぜ起きたかアセスメントします。きっと〇〇が原因ですね。医師に伝えます。昇圧剤を増量することになりました。
②痛みの訴えがあります。手術後の痛みか?それとも別の原因か?痛み止めを使いましょう。
この2つって極端に言うと看護師にしかできないことではないと思っています。最終的には医師に頼ってしまうこともありますし、ぶっちゃけ知識さえあれば誰でもできます。
けれど、相手の懐に入り、個性を引き出す、相手の強みを見出す、目標到達のために大切なことを考える…etc
もちろん多職種の力が必要ですが、最もこれらに関わる仕事って看護師にならではだと思います。
患者の担当医に「この患者さん退院したら何をしたいか知ってますか?」と聞いてみてください。
多分答えられない人がほとんどです。
長くなりましたが、僕はこれからも圧倒的な人間力を高めるために多くの人と関わり、沢山の経験したいと思います。なぜなら人には沢山の考えがあって少しでもそれらを理解したいから。
オーストラリアに行けば、育ってきた環境も文化も何もかもが違うと思います。だから自分の中の常識が壊れるのがものすごく楽しみです。
そしてそこで得たものが少しでも誰かの役に立てばいいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます😊