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“よ”のはなし:夜が形作る完成を朝が待つ

夜が好きです。
特に海岸沿いの夜の空間が大好き。
時間が違えば同じ場所でも雰囲気が変わります。
朝は明るく一日のスタートを後押ししてくれるように感じる。
夜は一日の疲れを開放し落ち着きをくれます。

最近は特に夜の時間帯に視点を当ててます。
夜の景色に飛び込んでいく感覚です。
夜は僕自身、思考・感情に敏感になります。
その日に起きた出来事を振り返り自分と見つめ合います。

そんな空間が僕は好き。
日中見えてこなかった視点が見えてくることがあります。
一日一日の時間の大切さを最近は感じられます。
悩んでいることがある場合でも無い場合でも夜が好き。
ふと思い立った時には夜に身を投げ出して飛び込んでいます。

夜に駆けることが一種のルーティンになっているようです。
住んでいる近くに海があることも功を奏しているのかな。
夜の空間に対してなぜこんなにも自分自身の身を投じることができるのだろうか。
そんなことを考えます。

朝の空間でもいいはず。
それでも僕は夜の空間で好き。
夜型だからということもあるのかな。
いや、夜を好む理由はやはり『落ち着く』から。
これが夜型につながったんだな。

冒頭に書いた『夜は一日の疲れを開放し落ち着きをくれる』ことが大きな理由です。
夜は微量の風さえも肌が感じとる。
肌を伝わってくる風が一瞬にして自分の脳内を突き抜ける。
そんな感覚を味わいます。
夜が『一日』という作品を完成させるための仕上げをしてくれているのではないかと思います。

夜が明ければ必ず朝がやってきます。
明けない夜はありません。
朝と夜は正反対。
でも朝がなければ夜は来ないし、夜がなければ朝も来ない。
正反対だけどお互いが必要とされているように思います。

僕が夜という空間を選択することも次の朝をしっかりと迎えるためです。
一日の作品を完成させ、次の日はまた新しい一日の作品の準備にかかります。
僕の中でも夜がなければ朝が来ない。
さらに朝がなければ作品は完成できません。

大げさに言ってしまうと生きているからこそこの空間を体感できています。
感謝が心から湧き上がってくる瞬間が夜に多いのかな。
だからこそ夜の空間に飛び込んでいるのかのしれません。

落ち着きの中で感謝が生まれ次の朝も楽しんでいこうと思える。
しっかりと自分に向き合わせてくれる夜に感謝。
今日も夜に飛び込むかもしれません。
次の朝を迎えるために。
一日という作品を完成させていくために。

自分が好きな空間で時を過ごせることは幸せですね。
ありがとう。

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浅川 憧太(あさかわ しょうた)
小学生のころ、何も考えずに無邪気に笑っていた時間。 そんな時間を成長した今こそ楽しみたい。 『楽しく笑って面白く』人生を歩むことが僕の目標です。 素敵な空間素敵な時間を共に過ごしたい。 ありのままの素直な自分を表現して、歩きます。