"の"のはなし:のび太くんのストレート
今の昔も老若男女問わず人気で愛されている『ドラえもん』。
今日はドラえもんには欠かせない存在の『のび太くん』に視点を向けて見ようと思います。
のび太くんのイメージ、一体どんなものを思い描いているでしょうか?
● ドラえもんと相性が抜群
● いつもテストの出来が悪くて怒られている
● 余計なこともしちゃうけど、みんなに愛されている
● 想像力が豊か
恐らく様々なのび太くんが頭の中で浮かんでいるはず。
名前を聞いて瞬時に様々な姿が浮かんでくるのび太くんて素敵だなって思います。
愛されていますよね。
僕自身、自分の姿とのび太くんを重ね合わせたときに真っ先に『 のび太くん真っ直ぐだな』と感じます。
何が真っ直ぐなのか。
それがこちらです。
『 どんな場面においても助けを素直に求められる力 』がある
毎週のようにテレビを見ていても30分の放送の中で一回はドラえもんに助けを求めているよう姿が思い浮かびます。
● 自分の想像をカタチにするために助けを求める
● ママに怒られないように助けを求める
● ジャイアンツに仕返しするために助けを求める
助けを求めるカタチは違います。
共通していることは、どんな場面においても自分の意見を必ず伝える。
言葉を曲げずに素直に一旦ドラえもんに伝えてみる。
これはのび太くんにとっての当たり前かもしれません。
でも、僕にとっては衝撃的なことです。
ここまで真っ直ぐな表現で思いを投げかけられる姿が素敵だなと。
僕は自分の生きてきた環境の中で、自分自身で勝手に様々なフィルターを創り上げていました。
● 自分でこなせる人は人に質問してはいけない
● 自分の思いを伝えることは許されない
● 伝えたとしても聞いてもらえない
まるでのび太くんとは正反対のフィルターですね。笑
このフィルターに気がついてから、何気なく見ていたのび太くんの行動に度肝を抜かれました。
これまでの自分が否定されているかのような感覚でした。
自分でフィルターを創っていたためにその言動が受け入れられなかった。
異星人を見てるかのようでした。笑
ドラえもんという素敵な家族の存在が後押ししてくれている部分もあるかもとは思います。
それでも、自分の思いを伝えられているのび太くんはかっこいい。
全てをマネすることは無いけれど、勇気を持って自分の想いを伝えてみる行動は今から真似して身につけます。
その中で、自分の想いが反対されることももちろんあるはずです。
結果も大事ですが、自分が後悔なく行動できたことを尊重したい。
まずは自分の持っているフィルターを少しずつ剥がして行く作業から。
物事は本来、無色透明のものなのでそれに対して経験や環境で造られたフィルターを剥がす。
今日、明日いきなりのび太くんになることはできません。
今の自分の良さは活かしつつ、新しい自分を創造していく。
その過程をしっかりと楽しみたいと思います。
のび太くんはまだ小学生。
『子どもの頃のような純粋な気持ちや言動は僕たちも大事にしていってね』と言葉で伝えてくれてようです。
ありがとうのび太くん。