"へ"のはなし:下手っぴ上等!
何をやっても下手なことが受け入れられない。
『自分はできると周りに思われている。できないとダメなんだ』
できないことに対してイライラする。
できなきゃいけないのに。なんで。自分には向いてないの?。
こんな思考と感情が頭の中を渦巻いていた13歳から25歳の僕。
一定のサイクルが出来上がってしまっていたようです。
何でもできるように見られる
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失敗は許されないというフィルターを自分で作成
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下手なことに対してできないとダメだというプライドの発火
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下手なことを受け入れられない
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募るイライラ。芽生える自分自身の劣等感
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下手から逃げる(できないと諦め現実逃避)
このサイクルが12年間継続していました。
運動・仕事・勉強・コミュニケーションなど全てのことに対して下手な自分が認められない。
『下手or上手』の視点しか持たないプライドが高い自分。
自分でみっともないとわかっていながらも毎回苦しんでいました。
下手な自分をどうしても創造したフィルターは通さなかった。
自分が創造したフィルターを通すことで、周りの評価が落ちそうで怖かった。
12年という年月は濃いものです。
無意識のうちに下手な自分から逃げるようになっていました。
その延長線上で失敗が怖いという観念も誕生しました。
文字に書き起こしてみると、自分のプライドを守るためにどれだけ見栄を張っていたのかよくわかります。
当時はこれが精一杯でした。
一度創ってしまったものを壊すことは怖い。
自分が守っていたものが崩壊し、自分の存在を否定してしまいそうになるから。
この数ヶ月、壊すことへの恐怖心が常に身をまとっていたように思います。
『ありのままの自分を知る』ことは下手な自分を知るということ。
下手な自分を受け入れるということ。
培ってきたものに対してメスをいれることは怖かったです。
ただ、下手な自分を知ることは上手になるためのヒントを得ることにも繋がります。
下手こそが上手くなるためへの土台なのかもしれません。
まだまだ全てを受け入れられているわけではないです。
『もっとできるはず』と思うこともあります。
ただ、そう思った際に立ち止まって現状を全て受け入れることは少しできるようになったなと感じます。
その先を考えることができるようになったことが成長です。
何が足りないのか。
そうすればさっきよりも上手にできるのか。
別の方法が良いのではないか。
逃げることから視点を増やすことへ発想が変わってきたように思います。
受け入れることを増やして、次は失敗を受け入れます。
まだこの点が怖い。
どうしても自分の行動に制限をかけようとしてしまうから。
次のステップが見えてきたからこそ、もっと細分化を繰り返してできることを増やしていこうと思います。
下手な自分も可愛いもの!!
最初からできなくてもいい。
できないことをまず受け入れる。
そんな自分が素敵なんだと思います。
下手っぴ上等!!と心の中で唱えよう。