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【旅記録】1日目 滋賀から大阪そして京都へ
はじめまして!
僕は大学を1年間休学して日本全国を
自転車で旅する大学生です。
今日から定期的に旅の様子を
文章や写真を交えてアップしていきます。
ご一読いただけると嬉しいです。
まずなぜ僕が旅を始めるのかについて簡単に書いてみようと思います。
単刀直入に書くとやりたいという気持ちに従ってみたくなったからです。
書き出すと長くなりそうなので、経緯については別の記事にまとめます。
また1日目に至るまでにあった出来事も別の記事にします。
1日目 10月8日
とうとう初日になりました。
天気は曇天。空には分厚い雲が幾重にも重なっています。
今日旅の相棒である自転車が届く日です。
なので滋賀から大阪まで自転車をとりに行って、そこから京都まで自転車移動です。
自転車店から京都までおよそ50キロ。漕ぎ切れるのかいきなり不安です、
滋賀から大阪まではJRの新快速で移動して、11時くらいに大阪に着きました。
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自転車を手に入れていよいよ出発です。
今までこんな本格的な自転車に乗ったことがなかったので、手がプルプル震えました。
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相変わらずの天気で、あんまりテンションが上がりません。
そして何より強烈な向かい風が行手を阻みます。
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こんな感じで真上を迫力たっぷりに飛行機が通ります。
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その後も、ペダルが外れるというハプニングに見舞われながらも、
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必死に向かい風に抗うように足を動かしました。
ところが初日の僕に試練が降りかかります。
高槻を過ぎた頃、均衡を破ったように雨が降り始めました。
勢いはそれほど強くはありませんが、自転車を漕いで消耗した体には冷たい雨です。
初日にして心が折れそうになりました。
ここで雨が止んで虹がかかったらハッピーエンドですが、そんなに甘くないみたいです
雨足は次第に強くなり、京都に着く頃には、絞れるほど服に雨が染み込んでいました。
心も残酷な雨により相当蝕まれていました。
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この日の宿は、前日zoomで初めて出会った人の家でした。
実質対面で会うのは初めてですが、人見知りなんて発動する余裕すらありません。
携帯のバッテリーも残りわずかになる中
寒さで震える声を振り絞って、
知り合いの人に電話をかけ、
やっとの思いで目的地に到着しました。
着いた時にはすでに心も体も限界を迎え
まさに満身創痍という状況でした。
知り合いの人はとても優しく、
お風呂に入れてくれ、
晩御飯には鍋を出してくれました。
おそらく冗談抜きで人生で1番
温かいシャワー&晩御飯だったと思います。
という具合で1日目が終わりました。
トラウマになるくらい雨に打たれましたが、
これは僕を試す雨だったのだと捉えています。
僕は心が折れませんでした。
それどころかやってやろうって思いました。
そう思えたのは旅に出るという決断が
100%自分の責任で下したものだということ。
そして目的地が明確だったということが
大きな要因だと思います。
自転車旅は天気との相性が大事という
教訓も得ましたし、学びの多い1日でした。