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Jeff Beck -BECK-OLA-
Jeff Beck -BECK-OLA-
ジェフ・ベックに過剰な思い入れはないオレ。それでも訃報にはショックだった。70~80歳前後に各ジャンルの大物が多く、このようなニュースがいつ飛んでくるのか油断ならないのである。猪木信者を30年前に降りたくせに、まだ猪木の死が信じられないのである。ジミー・ペイジやミック・ジャガーやロバート・デ・ニーロや橋幸夫や池乃めだかが死んだらオレはこれからどうすればいいのか途方に暮れるのである。あっ、橋幸夫や池乃めだかが死んでも途方には暮れないわ。と書いているときに坂本龍一 も死んでしまった。が、坂本龍一は近いと思った。オレは近藤誠を支持しているので癌と闘ってはダメなのである。癌と闘わさせられて、苛酷な治療に苦しむ、手術はほとんど役にたたず、抗癌剤治療に意味のある癌は全体の一割にすぎず、癌検診は百害あって一利もないのである。大体医者の97%が自分が癌になっても抗癌剤治療は受けないと答えているのである。嗚呼、どこもかしこも闇ばかりである。
Truth 1968年
ジェフ・ベックといえばオレ的には、第一期(1967年 - 1969年)ジェフ・ベック・グループに尽きる。第二期や、BB&Aは、どうもテクニック優先で、小さくまとまっていて、歌が疎かになっていて、下世話な部分がなくて、オレ的には乗れないのである。ベタだが、ソロの「Blow By Blow」はよく聴いたけどね。
1968年リリース「Truth」は、ツェッペリンがそのサウンドの構造と方法論をパクった、ブルース・ロック・アルバムである。ベック、ジミー・ペイジ両者の共通のマネージャーであるピーター・グラントは、両アルバムで共通していることは「You Shook Me」を取り上げている点だけであり、ペイジはベックのアルバムを聴いてはいないと否定している。ホントかぁ~。では、このロッド・スチュアートの発言はどうですか、お客さん。
~最初の頃は、ジョンボーナムとジミーペイジは俺たちの演奏をしょっちゅう見に来ていた。連中がニューヤードバーズをまとめようとしていた頃だよ~
パクったっていい。レッド・ツェッペリン1stは「Truth」を凌いじゃったから。物まねが本家を超えたのである。コロッケが野口五郎を超えたようなものか。ミラクルひかるが工藤静香を超えたようなものか。なんつって。
とにかく、「Truth」収録ナンバーでは、” Rock My Plimsoul "と " I Ain't Superstitious "が最高。ロッド・スチュアートとジェフ・ベックの2トップはロック史に残るコンビネーションである。
Beck-Ola 1969年
『ベック・オラ』 (Beck-Ola (Cosa Nostra)) は、1969年リリースのジェフ・ベック・グループのアルバム。イギリスではEMI、アメリカではエピック・レコードからリリースされた。ジャケットに使用された絵はルネ・マグリットの「La Chambre d'écoute」という1952年の作品。
出ました、Beck-Ola。ラジカセで録音したようなラウド&ラフ感が素晴らしい。ロックはこうでないと。
話は脱線するが、ウィキペディアによると、
~前作リリース後のツアー終盤にベックはミック・ウォーラーとロン・ウッドに解雇を言い渡す。彼らの代わりとして、ドラマーにトニー・ニューマン、ベースにダグラス・ブレイクが加入したが、ダグラスの力量の低さにベックは彼を解雇、再びロンを加入させることとなる~
このベックとロン・ウッドの節操のないズンドコ振りがたまらないのである。これは長州顔面蹴撃事件で猪木に「プロレス道にもとる」と解雇された前田日明が、また猪木に呼び戻されるようなものである。そういうのも含めて、80年代以降のジェフ・ベックは全く聴いてないオレが言うのもなんだが、「Beck-Ola」はジェフ・ベック史上最高傑作なのである。
ジェフ・ベック - ギター
ロン・ウッド - ベース
ニッキー・ホプキンス - ピアノ、オルガン
トニー・ニューマン - ドラムス
ロッド・スチュワート - ヴォーカル
どうですか、このメンバーは。ドラムのトニー・ニューマンは知らないけど。でもロン・ウッドはベース専属は嫌だっただろうな。
~2023/04/08記 ブログ「Sound Of Life音楽と生活」よりセレクト~
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