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Led Back To The Bluesブルースへの回帰

~レッド・ツェッペリンがブルースから多くのものを借用したことは誰もが知っています。時には彼らは古い曲を取り上げ、それを大幅に作り変えました。時には借用はかなり直接的で、明確に認められることはめったにありませんでした。それについては多くの議論があります。それは盗作だったのか、盗作だったのか、それとも単に音楽の古い伝統の継続だったのか。それについてどう感じるかはあなた次第ですが、このアルバム「ホムンクルス」では、レッド・ツェッペリンが音楽の旅を一周し、ブルース、ブルーグラス、ゴスペルといったツェッペリンたちの曲のいくつかを、オリジナルかどうかは関係なく、彼らのルーツであるブルース、ブルーグラス、ゴスペルに戻しています。私たちはオリジナルのアーティストに敬意を表すと同時に、これらの曲がどうなったか、あるいはどうなれるかにも敬意を表したいと思っています~
オレは、ツェッペリンの-We're Gonna Groove (Ben E. King & James Bethea)-が大好きなのである。なぜ当時のスタジオ盤に収録されなかったのか、不思議なのである。というわけで、『地面師たち』関連のYouTubeをボケっと見ていたら、突然-We're Gonna Groove-が聴きたくなって、なんだかわからないのだが、この動画が出現した。

オレはてっきり、Ben E. Kingの「Groovin'」の動画だと思ったのだが、どうも様子がおかしい。「Groovin'」はもっとスカスカの音だったはずだ。探っていくと冒頭の-Led Back To The Blues-にたどり着き、ホムンクルスというバンドの演奏だということがわかったのだ。動画の絵はフェイクだったのだ。

~ブルース、ブルーグラス、ゴスペルといったツェッペリンたちの曲のいくつかを、オリジナルかどうかは関係なく、彼らのルーツであるブルース、ブルーグラス、ゴスペルに戻しています~

オレは、このバンドの音楽解釈に軽い衝撃を受けた。ある種のコペルニクス的転回ではないか。

-We're Gonna Groove -の原曲「Ben E. King/Groovin'」↓


コペルニクス的転回

1 カント哲学の立場を示す語。従来、認識は対象に依拠すると考えられていたのに対し、対象の認識は主観の先天的形式によって構成されると論じたカントがこの主客関係の転換をコペルニクスによる天文学説上の転換にたとえて呼んだもの。

2 発想法を根本的に変えることによって、物事の新しい局面が切り開かれることをいう。

ツェッペリンの完コピに命を懸けたバンドや、ツェッペリン・ナンバーをレゲエのスタイルで演奏したドレット・ツェッペリンのようなバンド、ツェッペリン・ナンバーだけではなく、ロックをジャズ風にアレンジしたりすることは珍しいことではない(ストーンズ・ナンバーをボサノヴァ風アレンジにした企画CDもある)が、従来のブルースにステロイドをぶち込んで、ブルースを再構築したツェッペリン・ナンバーを1950,60年代のブルース・フィーリングに戻すという発想の転換が、面白いのである。

まぁ、このチャンネルを観てくれ、お客さん。

noteには、オレがLivedoor Blogで展開している、3つのブログからセレクトして紹介していきます。

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