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ロングコートダディ&ニッポンの社長-キングオブコント2024

会場で体感するのとTVを独りで観るのと、どれだけ違うのかわからないが、ロングコートダディが圧倒的だった。どう考えてもロングコートダディの優勝だろう。オレはラブレターズにクスリともしなかった。
2本目「遺跡」で、優勝決まった思ったが、飯塚の「兎との絡みを見たかった」というコメントにハッとなった。このコントは、コント師に限らず、漫才師も、俳優だってできる。ピンでもOK。いや、近所の魚屋だって床屋だってできるのだ。つまり表現力(演技力)がある奴なら誰がやっても面白いのである。ロングコートダディである必要がないのだ。こういうことが言えないか。誰がやっても面白いネタを作ったロングコートダディ 堂前透はとんでもないネタ師であり、演出家であると。ある意味、優勝を超えている。兎のキャラクターを生かすこともでき、普遍的なネタも作るという・・・・褒めすぎですか、お客さん。
とにかくロングコートダディべた褒めのオレだが、実は一番笑ったのは、ニッポンの社長。オレはニッポンの社長のファンなのである。ただ野球ネタなら「バッティングセンター」のほうが若干好きである(『キングオブコント2021』の決勝ネタ~死ぬほど笑った。何度も観た)。

ニッポンの社長はロングコートダディ2本目と真逆なのだ。「野球の才能は凄いのに、声が小さい」というキャラクターはケツだから成立する。ケツという無意識の天才コメディアン(プロの被害者)だから成立するのだ。誰でもいいというわけではない。また辻のシピン(古いねどうも)のような変装も意味があるんだか、ないんだかよくわからないところがいい。それにしても声が小さいというだけでバットでぶん殴るという、一見ドリフ的なコントと思わせるが、最もドリフから遠く離れている。ドリフにはない狂気が宿った無常の世界である。コントは当然の如くフェイクだが、ケツの守備、バッティング、ピッチングフォームは、野球をやっていたに違いないと思わせる動きでリアルだ。そこにすぐ折れるバット他(フェイク)がインパクトを与えている。要するに虚実の世界が行ったり来たりするのだ。なんつって。

noteには、オレがLivedoor Blogで展開している、3つのブログからセレクトして紹介していきます。

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