特別研修とは
昨年の特別研修から早くも1年が経過しました。
そこで、当時の状況をここに記しておきたいと思います。
なお、実施期間は5月29日から7月4日までの指定された日です。
具体的な日程
5月29日(土) 基本講義Ⅰ
5月31日(月) グループ研修Ⅰ①
6月5日(土) ゼミナールⅠ
6月6日(日) グループ研修Ⅰ②
6月7日(月) グループ研修Ⅰ③
6月9日(水) 基本講義Ⅱおよび法廷傍聴
6月12日(土) ゼミナールⅡ
6月13日(日) グループ研修Ⅰ④
6月14日(月) グループ研修Ⅰ⑤
6月15日(火) 実務研修
6月18日(金) 法廷傍聴
6月19日(土) ゼミナールⅢ
6月20日(日) グループ研修Ⅱ①
6月21日(月) グループ研修Ⅱ②
6月26日(土) 模擬裁判
6月27日(日) グループ研修Ⅱ③
6月28日(月) グループ研修Ⅱ④
6月30日(水) 実務研修
7月3日(土) 模擬裁判②
7月4日(日) 総合講義
基本講義とは
Eラーニング形式の講義であり、今後の研修において必須な課目の習得を目的としている。
内容としては、憲法、訴訟代理人としての倫理・専門家責任、簡易裁判所における民事事件に特有な事項、事実認定、立証など。
グループ研修とは
ゼミナール、模擬裁判、総合講義のための予習を行うことを目的としている。
従って、訴状、答弁書、準備書面、証拠申出書等の作成等を行う。
ゼミナールとは
実践的な知識及び能力の習得を目的としている。
講師は弁護士の先生が担当するため、訴訟代理人としての専門的なノウハウを学ぶことができる。
実務研修とは
簡易裁判所に係属している現実の事件に関する研修を通して、知識・能力をさらに実践的なものとすることが目的。
従って、法廷傍聴もここに含まれる。
模擬裁判とは
実際に訴訟代理人や裁判官等の役割を体験することで、実践的な知識や能力を習得することを目的とする。
訴訟代理人として適時適切に異議を申し立てたり、本人尋問や証人尋問も実践的に行われる。
総合講義とは
研修最終日に講師担当の弁護士の先生から全般にわたっての講義を受ける。
講師から質問もあるため、これまでの講義の最終確認という位置付けでしょうか。
私の感想
コロナウイルスの影響を受け、例年では集合形式で行われていたものが、ほとんどオンラインで完結するようになっていた。
この点は経済的にも時間的にも負担が減ったのであるが、同期の中には集合形式でやりたかったという声もあった。
また、同期同士で協力し合い訴状等の作成をするのはとても有意義であり、新鮮であった。仕事をしながらの研修になる人がほとんどのため、業務が繁忙すれば事前準備がままならないところ、互いに助け合っていたのである。
そして、1ヶ月という期間ではあったが、実に濃密な時間であった。講師についてくれた弁護士の先生は「司法研修所の教官」を経験されていたので、とてもわかりやすく実践的な講義でもあった。和解条項を検討するときも、トラップを仕掛けたりするとの話をされており、「弁護士はやはり戦う仕事なんだなぁ」とふと思ったこともあった。
以上が私の感想である。今後、研修を受けられる方については、ぜひ能動的に研修に取り組んでいただければと思います。
動画は以下のリンクからどうぞ!!
https://youtu.be/r398WNlQ1ac
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