コーヒースタンドで靴修理
大阪の新世界にあるコーヒースタンドでのできごと
コーヒースタンド
まずコーヒースタンドとは?
ぼくも今回はじめて聞いた言葉だ。
カフェとコーヒースタンドはどう違うのか。
カフェとは、食事とコーヒーを提供してくれるところ。そして、その空間を楽しむ。
コーヒースタンドとは、スペシャリティコーヒーという、判定や評価が高いコーヒー。品質にこだわりのあるものを提供しているところ。
そんな言葉も知らないまま、たまたま通りかかっただけのコーヒースタンドで、とても良い経験をした。
新世界市場にある「Dragon Coffee」 というお店だ。
店内に入るとなんとも不思議な雰囲気だった。
そこには、ガラス細工をする機械と、コーヒーの焙煎機が置かれていた。
カウンターの上に吊り下げられているグラスは、見たことのないとてもキレイな色をしていた。
店内に並べられているのは、コーヒーミルやポット、ガラス製のカップにTシャツやネックレスと、様々だった。
マスターの見た目は少し怖そうに見えたが、話すととても気さくだ。
コーヒーのことが大好きなマスターで、徹底的に研究されている。
オリジナリティあふれるコーヒーは、とても美味しかった。
友人と入ったのだが、話好きな友人は、ずっとマスターとコーヒー談義に花を咲かせていた。
靴が壊れる
ぼくは店内の商品を見て回っていた。
そんな時、ぼくの履いてた靴のソールが爪先から土踏まずの後ろまで、ペロッと剥がれてしまった。
革靴でゴムのソールなのだが、キレイにはがれた。
どうしようか困っていたら、友人がマスターに「接着剤かなんかありませんかね?」と聞いてくれた。
するとすぐに接着剤の入った箱を持ってきてくれた。
色々な雑貨を作るのに必要なのか、そこにはたくさんの種類の接着剤がはいっていた。
その中から使えそうな接着剤を取り出してこう言ってくれた。
「このまま接着剤をつけるより、アルコールで拭いた方がいいかもしれないですね」
そう言うと、ぼくが持っている靴の剥がれた部分を、マスターはゴシゴシと拭き上げてくれた。
そのまま接着剤をたっぷりと塗ってくれて、キャンプファイヤーで火を起こすのに使う道具で風を当ててくれた。
接着剤が半分ほど乾いたところでソールをしっかりとくっつけた。
すると反対側の靴も少し剥がれてるのに気づいた。
それを見るなり、「そちらも直しましょう」と言って同様に修理してくれた。
思いやりの連鎖
ぼくはこんな経験ははじめてだった。
はじめて入ったお店で、お店とは関係のないことでこんなにも一生懸命に対応してくれるのかと、とても嬉しかった。
このマスターは普段から、常に人に優しく親切に接してるんだろうと思った。
こうやってぼくが受け取った親切は、また違った形で誰かに返してあげようと思う。
必ずマスターにも誰かの親切が巡ってくるだろう。
親切や思いやり、愛情は巡り巡って返ってくる。
まさに因果応報。
またこのお店に行きたいと思ったし、誰かが近くに行くと聞いた時には、今回のエピソードとともに薦めるだろう。
今回はとても晴れやかな気持ちでブログを書いている。
ぼくの書いているブログの内容とは趣旨が違うが、とてもいい経験をしたので書きたくなった。
コーヒーも本当に美味しい!
色々試飲もさせてくれて、どれも美味しかった。
気になった方は是非
Dragon Coffee 新世界市場店さんへ!
※トップの画像はDoragon Coffee さんのInstagramからお借りしました。