「車選びをお手伝い」これって仕事になる?
結論から言うと、仕事になる。
「ココナラ」で車選びをお手伝いするという商品を売ろうとしていた。
ぼくがブログを始める前に気になっていたのが、「ココナラ」だ。
「ココナラ」とは自分の得意を売り買いするサイト。
少し前なら、専門的なことをお願いしようと思ったら、プロに任せるのが主流だった。
身近なところで言うと、映像編集や、WEBサイトの制作、英会話レッスンや、英語の文字起こしなど。
そういったことは専門に行っている業者にお願いするものだった。
そのせいで、仲介料が含まれてくるので、料金が高くなる。
しかし、「ココナラ」だと、直接個人にお願いするので余分なお金はかからない。
しかも、それらを手軽にお願いできる。
自分の得意なものを売るので、売る側は楽しいし、技術の向上をしつつ稼ぐことができるというメリットがある。
サイトを見てみると、占いや恋愛相談に投資の相談、YouTuberの育成、なんならブログの執筆まで出品されていて驚いた。
しかし、ぼくには人に自慢できるような技術はない。
普通科の高校を卒業し、情報系の大学は卒業しているものの、はずかしながら自分のパソコンを買うこともなく、まともに扱うこともなく卒業した。
よく卒業できたと思う。
それはともかく、ぼくは「ココナラ」をやってみようと思ったものの、何を売ったらよいかと迷っていた。
すると妻が、
「あなたは車やバイクに詳しい。わたしには車のことはさっぱりわからない。どの車がもうすぐマイナーチェンジになるとか、どの車なら、売るときに高くなるとかをよく知っている。
私には何のことやらわからない。そういう知識を売ってみたら?」と言ってくれた。
確かにネットや雑誌で車情報を見るのが大好きだ。
「それならできるかも」と思った。
車好きのぼくがただただ車の話をするよ
車の知識がない人にとっては、車の購入は本当にむずかしい。
自分がどんな車を欲しているのかわからないし、自分にはどんな車が必要なのかということもわからない。
知識がなければ、おそらく近所のディーラーや中古車屋さんで、安くてそんなに古くない軽自動車を見に行ってみる。そこで何となく決めてしまう。
といったところだろうか。
「通勤、通学で毎日使うからなるべく燃費がいいほうがいい」とか、「週末に遠出をするから疲れにくいほうがいい」くらいのことは考えるかもしれない。
少し車が好きな人なら「かっこいいスポーツカーに乗りたい」とか「キャンプに行くからSUVに乗りたい」なんてことを思うかもしれない。
たとえば維持費が安い軽自動車でも燃費はまちまち。最近は特に燃費がいい車が多いが、少し古いと軽自動車の方がコンパクトカーより燃費が悪いこともある。
最近の車でも箱型の車、ダイハツタントや、ホンダのN-box、スズキのスペーシアなどは燃費が良いとは言えない。特にこれのターボ車になればさらに燃費は落ちる。最近はやりのスズキジムニーはかなり燃費が悪い。
ダイハツなら、ミライースやココット、ホンダならN-one、スズキならアルトあたりは燃費がいい。
箱型の軽自動車よりも1000㏄クラスのコンパクトカーの方が燃費がいい。
しかも、中古車市場では軽自動車よりコンパクトカーの方が安く買えるということが多い。
また、「遠出をするから疲れにくい車がいい」という場合。
軽自動車でも最近の車はとても乗り心地が良い。シートもよくできている。長時間座っていても疲れにくい。
しかし、疲れるポイントは乗り心地だけではない。実は、パワーが重要になってくる。
「自分はゆっくり走るだけだからパワーはいらない」と思う方もいるかもしれない。
しかし、長いのぼり阪で前に遅い車がいるとして、遅くてもそのまま後ろを走り続けるのか、追い越したいと思うのか。
前者であれば問題はない。しかし、後者であるのならば、追い越しに必要なのは」パワーだ。
ぼくも今乗っている車は、軽バンという、背の高い軽自動車のワンボックスタイプなのだが、とにかく遅い。ターボもついていない。
街乗りではあまり気にならないが、高速道路で緩やかな登りですら速度が落ちていってしまう。
前に遅い車がいて、追い越そうと思ってもなかなか加速してくれないため、追い越そうとしている車線の後続車がいなくなるまで追い越しすることができない。
かなり気を使いながら高速を走っている。
一般道でもそんなに急な上り坂でなくてもどんどん速度が落ちてしまう。
以前はパワーのある普通車に乗っていたので、そんなことを考えることはなかったが、今の車ではなるべく高速に乗りたくないというのが本音だ。
妻の車は同じく背の高いワゴンだが、ターボ付き軽自動車だ。こちらは高速が全然苦にならない。
しかし、燃費は当然よくない。高速を100キロで巡行するとリッター15キロくらいだろうか。
ぼくが以前乗っていた2500㏄のステーションワゴン(アルファードやベルファイア)とあまり変わらない。しかもこちらの乗り心地はとても快適だ。
いくら最近の軽自動車が乗り心地良いとは言っても、このクラスの車にはとてもかなわない。
「かっこいいからスポーツカーに乗りたい」
確かにかっこいい。ぼくもスポーツカーに乗りたい。
ただ、子どもがいるとちょっと厳しいかな。4人乗車しようと思っても後ろにドアがないので、乗せおろしに手間がかかる。
一人で乗る時でも、荷物を乗せようと思うと、後ろにドアがないのはやはりめんどくさい。
それでもスポーツカーにはそれを上回る魅力があるのだが、ただかっこいいというだけではなく、どう使いたいかが重要になると思う。
「アウトドアに行きたいからSUVに乗りたい」
トヨタのプラドにもアルファードにも乗ったことのあるぼくが思うのは、アルファードの方がキャンプに向いている。
荷物はいくらでも乗るし、ちょっとした雨ならリアゲートで雨をしのげる。
意外にSUVの荷室は狭いのだ。
SUVじゃないと走れないようなところにキャンプにいくことはほぼないだろう。
本格的にオフロードを走りにいかない限りSUVまでは必要ないと思う。
でも運転はアルファードよりプラドの方が楽しかった。
やはり何に重きをおくかだ。
それからリセールの面から考えれば、車種やグレード、色によって売るときの値段がかなり違ってくることがある。
ぼくは今まで20台ちかい車に乗ってきた。
軽乗用車に軽バン、スポーツカー、セダン、ステーションワゴン、SUV、ガソリンもディーゼルも、オートマもマニュアルもドイツ車も左ハンドルも。
ただ、ハイブリッドは所有したことがない。
他に「ココナラ」で車選びを販売している人はいるのか?
ぼくは色々な車に乗ってきたし、雑誌やネットで新しい情報を常に取り入れていた。
「そこそこ知識があるので、これなら相談に乗ることができると思う。」
そう思い、「ココナラ」に登録をした。
そして、同じようなことをしている人はいるのか、サイト内で「車選び」で検索をかけてみた。
するとやはりいくつかヒットした。
それらを見てみると、出品者はいわゆるプロなのだ。
・「中古車営業 販売歴○○年」
・「中古車販売店経営」
・「元ディーラーの営業マン」
・「輸入車セールス経験あり」
「さすがにこのプロたちを差し置いて僕が出しゃばれるほどの知識は無いぞ・・・」
これを見ただけですっかり自信をなくしてしまった。
「車のことを全然知らない人は、別にプロにお願いしたいんじゃ無くて、もっと気軽に相談したいんだよ」
「ある程度車を乗り継いできた人なら、プロの意見を参考にしたいと思うかも知れないけど、全く車のことを知らない人にとっては身近に感じられる相談相手の方が良いこともある。」
と妻に言われた。
そういうものなのか・・・。
それでもやはり自信が無かった。
「あまりいい情報を与えられなかったらどうしよう」とか「やっぱりプロに相談した方が安心なんじゃないか」とか、情けない話だが、ぼくには不安しか無かった。
そんなことがあって、登録はしたものの、出品することはできず放置してしまっている。
そのプロたちの口コミを見ると購入者は大変満足しているようだった。
もし自分の技術や知識に自信のある人にとっては「ココナラ」はとても便利で、良い収入源になると思う。
そうじゃなくても、やるからには徹底的に勉強しようという意気込みがあればなんとかなるだろう。
ちょっと面白そうだなと言う程度では正直難しいかも知れない。
そう、ぼくには難しかった。
そうなのだが、車選びのお手伝いは立派な仕事になると言える。
実際に購入している人たちがいて、高い評価をつけている。
ぼくなりに考えた結果「ココナラ」はいったん諦めて、今はブログの執筆に励んでいる。
まだ誰も見ないという安心感もあるから。
ということで、記事の内容はほぼ車の話になってしまった。
やっぱり車は好きだし、話し出すと止まらないかもしれない。
もし、車選びに悩んでいる方がいたら相談してみてください(笑)