はじめまして。小説丸です。
小説丸は、小学館の文芸サイトです。作家さんのインタビューや、小説、エッセイ、書店員さんのコラムを日々公開しています。
名前は、「小説は、良い(○だ)」というモットーからきています。船の名前のようでもあり、時代小説にでてきそうなお侍さんぽくもある。そこで、漫画家のあだち充先生の『虹色とうがらし』のキャラクターをお借りしました。
2017年の夏に開設してから、早いもので2年が経ちました。開設当初は、検索しても出てこないという、つらい経験もしましたが、ネットの大海の中をなんとか航海できています。
おかげさまで、他社の版元さんとサイト運営について話し合うようになりました。その中で、「最近の読者は、なにを読んでいいのかわからない」という話しを聞きました。
小学館のある神保町は、本の街として有名で、書店がいくつもあり、古書店も軒を連ねています。そんな恵まれた環境と小説の編集という職業柄、書店に日常的に通う身としては、何を読めばいいか分からないということが、逆に分かりません。
でも、書店がない街が増えているというニュースが珍しくなくなりつつある昨今、「なにを読んでいいのかわからない」人も、増えているのかもしれません。
また、こんなこともありました。ある女優さんが、インスタグラムで読書中の文庫を紹介してくれました。おかげで、その文庫の重版が決まったのです。
ぼくたちは、そんな時代に生きています。
書店に行かず、スマホの中にないものは、存在しないと思われる時代に。
だとすれば、こちらから「なにを読んでいいかわからない」人たちに、手をさしのべなければ! と考え、オリジナルの「小説丸」サイトを運営しながら、noteでも情報を発信していくことにしました。
今週の人気記事を紹介します。気軽に読んでいただければ幸いです。
よい本との出会いがあったら、とてもうれしいです。
よろしくお願いします。
船長
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