【新刊案内】2024年11月発売作品
note読者のみなさま、こんにちは!
さて、月に一度のShoPro Books新刊アメコミ情報。今月はDCから、DCユニバースの一大転換イベントのクライマックスを描いた重要作、MARVELから、人気アーティスト桃桃子のシリーズ最新刊と『マイルス・モラレス』シリーズ最新刊、ついに完結編を迎えるマーベルの学園ファンタジー『ストレンジ・アカデミー』シリーズをご紹介します!
11/21頃発売『ダーク・クライシス・オン・インフィニット・アース』(DC)
ジャスティス・リーグ全滅――すべてを破滅させる“大いなる闇”の到来に、残された新世代のヒーローたちはどう立ち向かうのか。DCユニバース史上最大規模のクライシスが、ついに始まる!
本書『ダーク・クライシス・オン・インフィニット・アース』は、『インフィニット・フロンティア』(小社刊)に始まり、『ジャスティス・リーグ・インカーネイト』(小社刊)を経て展開されたDCコミックスの大規模出版体制「インフィニット・フロンティア」のクライマックスにあたる作品です。
『バットマン・デスメタル』以降、“DCユニバース”は、包括宇宙(オムニバース)内の無数にある多元宇宙(マルチバース)の一つに過ぎないということが判明し、大きな転換点を迎えました。
『インフィニット・フロンティア』では、並行世界のあらゆる自分を統合して唯一無二の存在となった邪神ダークサイドが、多元宇宙の誕生以前から存在する大いなる闇“グレート・ダークネス”を手に入れようと画策。新たな危機に立ち向かうため、多元宇宙を守る集団ジャスティス・インカーネイトが結成されました。
続く『ジャスティス・リーグ・インカーネイト』で、ヒーローたちはダークサイドの野望を阻止しようと奮闘。しかし、その間にグレート・ダークネスは、DCユニバースにおける最初の大きな危機『クライシス・オン・インフィニット・アース』(1985年4月~1986年3月/邦訳版はヴィレッジブックス刊)でヒーローたちと共に戦った科学者パライアに近づき、闇の勢力に取り込んでいました。
本書『ダーク・クライシス・オン・インフィニット・アース』は、ジャスティス・リーグがフラッシュ(バリー・アレン)を別世界に幽閉した犯人を追い、消滅したはずの多元宇宙へとたどり着くところから始まります。
そこで待っていたのは、罪の意識から正気を失い、グレート・ダークネスの闇の力に飲み込まれてしまった科学者パライアでした。
ダークサイド率いる闇の軍団をも配下に収めたパライアは、グレート・ダークネスの野望の実現のため、ジャスティス・リーグをその強大な力で、一瞬のうちに消滅させてしまいます。
ジャスティス・リーグ全滅――この衝撃的な事実に、世界は混迷を極めます。残されたのは、スーパーマン(ジョン・ケント)、ナイトウィング(ディック・グレイソン/初代ロビン)ら、経験も乏しい若きヒーローたち。
彼らは、恐るべき闇の脅威から世界を守るという、重すぎる責務を負うこととなるのですが……?
すべてを破滅させる“大いなる闇”が襲来した時、誰も見たことがない、DCユニバース史上最大規模のクライシスが始まります!
ジャスティス・リーグ不在のDCユニバースが今後どのような展開を見せてゆくのか。次の「Dawn of DC(DC の夜明け)」へと続くDCユニバースの一大転換点をどうぞお見逃しなく!
11/21頃発売『デーモン・ウォーズ』(MARVEL)
妖怪・怪談・昔話とマーベルの世界観が融合した独自の感性で描く”モモコ・バース”。注目の日本人アーティスト桃桃子による摩訶不思議な物語、第2幕がついに邦訳!
2020年10月に、マーベルが発表した次世代を担う新進気鋭のアーティスト「ストームブレイカーズ」に選出され、その後、2021年3月から全5号で刊行された『デーモン・デイズ』(小社刊)で、マーベル・コミックスの作品世界を独自の感性によって再構築し話題を呼んだ、人気・実力共に飛ぶ鳥を落とす勢いの日本人アーティスト桃桃子。
本書『デーモン・ウォーズ』は、『デーモン・デイズ』の続編として、2022年8月から翌年5月にかけて全4号で刊行された作品です。
前作『デーモン・デイズ』において、自分が人間ではなく、鬼の夫婦のあいだに生まれた娘だということを知ったまり子。
自分の出生を知った後も、これまで通り人間の世界で日常を送っていたまり子でしたが、ある時、不可思議な幻影に導かれるようにして”異界”へと足を踏み入れることになります。
そこで待っていたのは、意思を宿して動く赤い鎧に、ハヤブサの仮面と翼を身に着けた天狗……彼ら妖怪は、ある目的のため、まり子を異界へと呼び寄せたのでした。
その目的とは、強大な力を持つ妖怪“鬼巌童子”を鎮めること。かつて異界を守っていた鬼巌童子は、人間に首をはねられたことで力を失い、妖怪たちは、残された体を祀ることで、なんとかその世界を維持していました。ところが、失った首を求めて鬼巌童子が暴れはじめ、異界は崩壊の危機に瀕していたのです。
鬼巌童子を鎮めることができるのは、その血を受け継ぐ者であるまり子のみ。しかし、まり子の力を必要とする勢力と、よそ者であるまり子を排除しようとする勢力、意見の対立から妖怪たちは二派に分裂してしまいます。
妖怪たちの抗争に巻き込まれていくまり子でしたが、その背後には真の脅威がうごめいており……?
2006年から2007年にかけて展開されたマーベルの一大イベント「シビル・ウォー」をモデルに、妖怪・怪談・昔話とマーベルの世界観が融合した独自の感性で描く”モモコ・バース”を、ぜひお楽しみください!
11/21頃発売『マイルス・モラレス:ブリング・オン・ザ・バッドガイズ』(MARVEL)
“もう一人のスパイダーマン”ことマイルス・モラレスの単独シリーズ、待望の第2巻! 謎の組織に囚われたマイルスの運命は⁉
本書『マイルス・モラレス:ブリング・オン・ザ・バッドガイズ』は、『マイルス・モラレス:ストレイト・アウタ・ブルックリン』(小社刊)に続くシリーズ第2巻。2019年6月から9月にかけて刊行された『マイルス・モラレス:スパイダーマン』誌#7-10に加えて、2019年の『フリー・コミックブック・デイ:スパイダーマン』誌の一部を収録しています。
本書では、“もう一人のスパイダーマン”ことマイルス・モラレスが、謎の組織によって拉致されてしまいます。
正体も、その目的もわからないまま何日も拘束され、ひどい実験を繰り返されるマイルス。
行方不明になった息子を心配する両親でしたが、息子の正体がスパイダーマンであると明かせない以上、警察に相談することもできません。
愛する息子を救うため、元S.H.I.E.L.D.の工作員であるマイルスの父ジェファーソンは、自らの手でマイルスを救出することを決意するのですが……そこで彼に協力を申し出たのは、意外な人物でした!
目的も正体も不明の組織を相手にした、命懸けの救出劇の行方は⁉ 映画『スパイダーマン:スパイダーバース』で一躍人気ヒーローとなった“もう一人のスパイダーマン”ことマイルス・モラレスの単独シリーズ最新刊にぜひご注目ください!
11/21発売『ストレンジ・アカデミー4:ファイナルズ』(MARVEL/流通限定)
マーベル・ユニバースの魔術学校「ストレンジ・アカデミー」を舞台に繰り広げられる学園ファンタジーシリーズ、堂々の完結編! 生徒たちに最大の試練が待ち構える!
本書『ストレンジ・アカデミー4:ファイナルズ』は、『ストレンジ・アカデミー1:ファースト・クラス』(小社刊)から始まる『ストレンジ・アカデミー』シリーズの完結編として、2022 年秋から2023 年初頭にかけて全6号のリミテッド・シリーズとして刊行された作品です。
「ファイナルズ」のサブタイトルの通り、本作は魔法学園ストレンジ・アカデミーの初年度の最終節を描いたもので(ファイナルズは「期末試験」のこと)、エミリーの学園からの離反、退学させられたカルヴィンのその後など、残された諸々の伏線の決着が描かれます。
前巻『ストレンジ・アカデミー3:ウィッシュクラフト』で、学園破滅の《予言》に導かれるように分裂をしたストレンジ・アカデミー。学園への不満が限界に達し、一部の仲間を引き連れて学園を去ったエミリーには、過激で横暴な振る舞いが増え、それに反発する者も出始めていました。
強大な魔力を得て、次第に強権的な支配を強めていくエミリーは、学園に対する敵意をむき出しにしていきます。
一方、学園に残った生徒たちと教師は、学園の立て直しをしながら、最終試験と終業式に向け、懸命に日常を取り戻そうとしていました。
そんななか、学園との全面抗争を目論むエミリーは、ついに闇の次元“ダーク・ディメンション”を支配するドルマムゥの元へ……。
はたして学園の生徒たちは、闇の力を増していくエミリーとドルマムゥ率いる闇の軍勢に対抗することはできるのでしょうか?
『ストレンジ・アカデミー4:ファイナルズ』は、ShoPro Books公式オンラインストア他、一部店舗にて発売!
ついに完結を迎えたマーベル初の学園ファンタジー、生徒たちによる最後の戦いの行方を、ぜひお見逃しなく!
それでは今回はこのへんで。次回は2024年12月の新刊案内にてお会いしましょう!
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