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マーベル・ユニバースを揺るがす特大イベント『A.X.E.:ジャッジメント・デイ』の魅力に迫る!!!
本国では2022年に展開された大イベント「ジャッジメント・デイ」。その日本語版『A.X.E.:ジャッジメント・デイ』が刊行されます。本記事では、全アメコミファン必読である同イベントの魅力を紹介します!
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キーロン・ギレン[作]、ヴァレリオ・スキーティ他[画]、高木 亮[訳]
定価:4,180円(10%税込)
※本記事では『A.X.E.:ジャッジメント・デイ』の、序盤の展開に触れています。「読む前に情報を入れたくない」という方はご注意ください。
『A.X.E.:ジャッジメント・デイ』あらすじ
地球のミュータントは、独自の技術によって“死”から復活するすべを体得した。エターナルズの宗主ドルイグは、生物としての摂理から逸脱するミュータントを危険視し、これを全滅させようともくろむ。X‐MENを含むミュータントたちと、“神々”に近い存在であるエターナルズ……二つの勢力が対立し、全面戦争への緊張が高まる。そんな危機的状況のなか、地球最強のヒーローチームであるアベンジャーズがとった行動とは!?
マーベルキャラクターがメガ盛り
タイトルの「A.X.E.」は「Aがアベンジャーズ、XがX-MEN、Eがエターナルズ」を意味しています。「ジャッジメント・デイ」ではこの三大勢力が一堂に会するという、前代未聞のイベントが展開されます。いわばメインディッシュが3品。誰でもお腹いっぱいになること間違いなし!
世界的な大スターであるアベンジャーズとX-MENは、アメコミおよびアメコミ映画ファンにはもはや説明不要な、おなじみの存在だと思います。
エターナルズの使命とは?
この3組のなかでは、やや知名度が低い「エターナルズ」とは、天空神(セレスティアルズ)と呼ばれる宇宙神族が創り出した超人種族です。彼らはチームではなく、超人種族のコミュニティなのです。そしてエターナルズは、同じく超人種族である「ディービアンツ」と敵対関係にあります。このディービアンツ(Deviants)とは「逸脱者」のこと。生物のバランスを崩す「逸脱者」を排除するのは、エターナルズの重要な使命なのです。
そこで問題になるのがX-MEN(ミュータント)です。人類に迫害されてきた歴史を持つミュータントは、自分たちの独立国家「クラコア」を建国し、さらには独自の技術によってほとんど永遠の命を手に入れ、「死」を克服しました。
この「死の克服」を「生物の摂理からの過剰な逸脱」であるとみなしたエターナルズは、X-MENのみならずミュータント全体を根絶やしにしようとします。
この戦いにアベンジャーズが介入し、事態は混迷を極めることになります。
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ここで忘れてはならないのが、エターナルズはチームではなくひとつの「社会」である、ということ。当然、その社会にはさまざまな考えの人が共存しており、「ミュータントを根絶やしにせよ」という過激派もいれば、「融和の道を探るべき」という穏健派もいます。マーベル・ユニバースにおける彼らの立ち位置はヴィランではなく、基本的には善玉なのです。そのことが、アベンジャーズ、X-MEN、エターナルズ、3者の対立をより複雑なものにしていくことになります。
人類全体が「ジャッジ」されてしまう!?
※これ以降は序盤のネタバレになっています。
詳しくは本編を読んでいただきたいのですが、アベンジャーズが争いに介入し、よかれと思ってやったことがきっかけとなり……なんと宇宙神族であるセレスティアルが地上に降臨してしまいました!
そしてセレスティアルは、人類(ミュータントも、エターナルズも含む)に対して宣言します。「24時間以内に己の価値を示せ」と。その「価値」を示せなければその人は不合格となり、不合格者が半分以上ならば地球は滅亡してしまう……という、理不尽にもほどがある展開に!
果たして、人類全体に下される審判は!?
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人類は天空神の「いいね!」をもらえるのか?
一方その頃……ロキは? ファンタスティック・フォーは?
ここまでは『A.X.E.:ジャッジメント・デイ』の話ですが、本編には入りきらなかった外伝も同時発売します。その名も『A.X.E.:ジャッジメント・デイ・コンパニオン』。この作品は、イベント「ジャッジメント・デイ」を本伝とは別の視点から描いています。
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キーロン・ギレン他[作]、フアン・カバル他[画]、高木 亮[訳]
小売希望価格:5,060円(10%税込)
『A.X.E.:ジャッジメント・デイ・コンパニオン』でセレスティアルによってジャッジされてしまうのは、ファンタスティック・フォーやアイアンフィストにロキなど(ロキは地球ではなくアスガルドの民のはずですが、天空神から見れば大差はないのでしょうか!?)。
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同じ出来事がさまざまな人物の視点で描かれるのは、アメコミの大きな魅力であり、醍醐味だといえます。ぜひ、本伝と併せて『コンパニオン』もお楽しみください!
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