【新刊案内】2024年12月発売作品
note読者のみなさま、こんにちは!
さて、月に一度のShoPro Books新刊アメコミ情報、年内最後の更新です。今月はDCから、ゴッサム市警の刑事たちの人間ドラマを描くシリーズの最終巻、MARVELから、ミュータントの不死の秘密を巡り緊張が高まるX-MEN最新刊、「アベンジャーズ不在の世界」を描く話題作、映画最新作の公開を控え注目の集まるキャプテン・アメリカの最新刊をお届けします!
12/19発売『ゴッサム・セントラル:相棒と復讐と』(DC/流通限定)
ゴッサムシティの路地裏で、ロビンの死体が発見された⁉ 疑惑を向けられるバットマン……刑事たちが最後に下す決断は?
本書は2003年2月から2006年4月にかけて全4巻で刊行された『ゴッサム・セントラル』シリーズ最終巻です。
バットマンの活躍の陰で、凶悪なヴィランたちの犯罪を前に日々命がけで任務にあたるゴッサム市警の重大犯罪課MCUの刑事たちの活躍を描いたシリーズ。完結編となる本作では、ゴッサムシティの路地裏でロビンの格好をした少年が死体で発見されるという衝撃的な事件が発生します。
この少年は本物のロビンなのか? 殺した犯人は一体誰なのか? 現場に残された証拠からバットマンを最有力の容疑者として疑う声も上がるなか、ゴッサム市警は事件の捜査に乗り出します。
さらに、なぜか内部でしか知りえない情報がマスコミの手に渡っており、捜査本部に情報漏洩の疑惑も。捜査が混迷を極めるなか、追い打ちをかけるように二人目の犠牲者が出てしまい……?
シリーズ最終章となる本作『ゴッサム・セントラル:相棒と復讐と』には、「ロビンの死」を含む「自然」「血の日曜日」「コリガン再び」の4つのエピソードを収録。緻密な伏線と巧みな心理描写で描き出される濃密な人間ドラマで高い評価を受ける本シリーズ、完結編をお楽しみください!
12/19頃発売『X-MEN:ヘルファイア・ガラ/イモータル』(MARVEL)
ミュータントの祭典「ヘルファイア・ガラ」第2回開幕! X-MENの新メンバー発表、不死の秘密が明らかになったミュータント、暗躍する「オーキス」とモイラ……今年のヘルファイア・ガラも何かが起きる!
本作『X-MEN:ヘルファイア・ガラ/イモータル』は、ミュータント、スーパーヒーロー、そして主要国の政府関係者を招き、年に1度クラコアで行われるミュータントの祭典。前回のヘルファイア・ガラは、クラコア最初の新生X-MENのお披露目に加え、火星の植民地化の発表、さらに翌朝にはスカーレット・ウィッチことワンダ・マキシモフが死体となって発見されるという衝撃的な事件まで発生し、ミュータントたちのその後を大きく揺るがす重要な転機となりました。
今回のヘルファイア・ガラにも豪華なゲストが次々と出席。X-MENの新たなメンバーも発表され、ガラは盛況に、華々しく進行していました。
しかし、華やかなイベントの裏では、ミュータント撲滅を企む組織「オーキス」と、クラコアを追われたモイラが結託。モイラはパーティーの招待客であるメリー・ジェーンになりすまし、ガラの会場へと潜り込むことに成功します。
ヘルファイア・ガラの直前、“ミュータントは死から復活できる”という秘密が暴露されたことで、緊張が高まるミュータントと世界との関係。ミュータントをめぐる多くの火種は、ヘルファイア・ガラをきっかけに「審判の日」へとなだれ込んでいくことになるのですが……? 2025年1月刊行の『A.X.E.:ジャッジメント・デイ』へと続く必読の書、どうぞお見逃しなく!
12/19頃発売『アベンジャーズ:ヒーローズ・リボーン』(MARVEL)
もしもマーベル・ユニバースにアベンジャーズがいなかったら!? 「アベンジャーズ不在の世界」を描く話題の作品がついに邦訳!
本作『アベンジャーズ:ヒーローズ・リボーン』は、2021年5月から6月にかけて全8号で展開された「アベンジャーズのいない世界」を描いたストーリーです。
この世界では、トニー・スタークはアイアンマン・スーツを開発しておらず、ソーはハンマーを握らないまま酒浸りの日々を送り、キャプテン・アメリカは氷漬けのまま発見されていません。ただ一人、バンパイアハンターののブレイドだけが、この世界の違和感に気付いていました。
アベンジャーズが存在しない世界で、彼らの代わりに世界の秩序を維持しているのは、アメリカが誇る最強のヒーローチーム、スコードロン・スプリームです。
強大なパワーを武器に、日夜凶悪なヴィランたちと勇敢に戦うスコードロン・スプリーム。いったいこの世界に何が起こったのか。ブレイドはこの謎を解明すべく動きだすのですが……?
マーベルのライバル出版社の看板ヒーローチームを彷彿とさせるスコードロン・スプリームがどのように描かれるのか、といった視点でも楽しめる本作。「アベンジャーズの不在」を通して、世界にとってアベンジャーズとはなんなのかを改めて考えさせられる内容になっています。世界が危機に陥った時、アッセンブルするのは⁉ 話題の作品をどうぞお見逃しなく!
12/19頃発売『ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・キャプテン・アメリカ』(MARVEL)
キャプテン・アメリカの正義の象徴であるシールドが盗まれた⁉ キャプテン・アメリカ×ファルコンの強力タッグが全米を横断し、全米各地の「ご当地キャプテンズ」と共闘する!
本作『ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・キャプテン・アメリカ』は、2021年6 月から2021年10 月にかけて、全5号で刊行されたミニシリーズです。
キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースの正義の象徴であるシールド。スミソニアン博物館で開催予定の特別展に本物のシールドを展示したいという打診を受けたスティーブは、シールドを前にしながら、自分が掲げてきた理想が現実の前では無力であり、何のために戦うのかすらも見失いつつある自分を感じていました。物語は、そんなスティーブが正体不明の敵に襲撃され、正義の象徴たるシールドを盗まれるという事件から始まります。
スティーブとその相棒であるファルコンことサム・ウィルソンは、すぐに犯人を追いかけますが、その途中で、キャプテン・アメリカを名乗る謎の少年と遭遇することになります。
その少年によると、彼と同じように「キャプテン・アメリカ」を名乗る者が全米各地に多数存在しているというのです。スティーブとサムは、シールドを盗んだ犯人を追って全米各地を巡るうちに、各地のキャプテンたちと出会うことになるのですが……?
全米各地のそれぞれのキャプテンたちが抱えるアメリカの問題を通して、アメリカを「再発見」していくスティーブ。アメリカを横断するキャプテン・アメリカの壮大な追走劇を、ぜひお楽しみください!
それでは今回はこのへんで。
今年もShoPro Booksのアメコミをご愛顧いただき誠に有難うございました。
次回は2025年1月の新刊案内にてお会いしましょう!
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