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【新刊案内】2023年3月発売作品
note読者のみなさま、こんにちは!
月に一度のShoPro Books新刊アメコミ情報、今回は3/16頃発売の新刊3タイトルをご紹介します。
DCからは、バットマン VS. カルト教団の死闘を描いた1988年の名作コミック、マーベルからはスパイダーマンと同じ能力を持つ3人の女性ヒーローのクロスオーバー作品、アイアンマンの日本オリジナルベストセレクションが登場です!
3/16頃発売『バットマン:ザ・カルト』(DC)
カルト教団に誘拐され、洗脳されたバットマン。闇の騎士が彼らの前に跪く時、ゴッサムの破滅が始まる……。巨匠ジム・スターリンが、カルト教団とバットマンの死闘を描く。今読まれるべき問題作の邦訳がついに登場!
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ジム・スターリン[作]バーニー・ライトソン[画]森瀬 繚[訳]
本作『バットマン:ザ・カルト』は、1988年8月から11月にかけて刊行された全4号のミニシリーズ。ライターのジム・スターリンは、2代目ロビンことジェイソン・トッドの死を描いた衝撃作『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』(小社刊)などの作品で知られるアメコミ界の巨匠です。
本作でバットマンが対決するのは、ジョーカーやトゥーフェイスなどお馴染みのヴィランではなく、ゴッサムの支配を目論むカルト教団の助祭と狂信者たち。
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物語は、パトロール中のちょっとした油断から、この教団に囚われの身となったバットマンが拷問と洗脳のすえ、ついに自身の信条をへし折られ、膝を屈してしまう、という衝撃の展開を迎えます。
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さらにバットマンが行方不明のあいだ、街に溢れていたはずの路上生活者、ポン引き、ドラッグの売人、街娼たちが姿を消し、凶悪事件が絶えなかったゴッサムシティの犯罪率は急激に低下し始めます。一見するとかつてないほどに平和になったゴッサムですが、それはカルト教団による恐るべき陰謀の序章にすぎませんでした……。
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はたしてバットマンはカルト教団の魔の手から逃れ、ゴッサムの守護者として舞い戻ることができるのか? 世間に衝撃を与えた巨匠ジム・スターリンによる問題作、ぜひお楽しみください!
3/16頃発売『スパイダーウィメン』(MARVEL)
スパイダーウーマン、スパイダーグウェン、シルク……スパイダーマンと同じ能力をもった3人のスーパーヒロインによる最強タッグ!
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ロビー・トンプソン他[作]バネサ・デル・レイ他[画]中沢 俊介[訳]
※電子書籍も同時発売
本作『スパイダーウィメン』は、2016年4月から7月にかけて、スパイダーウーマン、スパイダーグウェン、シルクの3人の女性ヒーローの主演雑誌をまたがるかたちで展開された物語です。
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スパイダーグウェン(グウェン・ステイシー)
各ヒーローたちの詳しいプロフィールについては、下記のnote記事をぜひご覧いただくとして、簡単に説明すると、彼女たちはそれぞれ別のマルチバースに住む、スパイダーマンと同じ能力を持ったヒーローたち。
物語は、久しぶりの再会を果たした3人が、グウェンの住むアース65で食事会を楽しんでいたところを何者かに襲撃され、次元装置を奪われてしまうところから始まります。
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このままでは元の世界に帰れなくなってしまうだけでなく、装置を悪用されてしまう危険すらある、という深刻な事態に陥った彼女たちはアース65で捜査を開始。
自身の過去や現実とそれぞれに対峙しながら捜査にあたる彼女たちでしたが、なんと襲撃を指揮していたのは、悪のスパイ組織S.I.L.K.とアース65に住むもう一人のシンディでした……!
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彼女の本当の狙いは何なのか? この壮大な戦いの裏で明かされるもう一人のシンディと3人の関係性とは? 3人のスーパーヒロインがおりなす最高の異次元(クロスオーバー)エンターテインメント、ぜひお見逃しなく!
3/16頃発売『ベスト・オブ・アイアンマン』(MARVEL)
初登場号を含むアイアンマンの重要エピソードを厳選した日本オリジナルセレクションがついに登場! 全マーベルファン必読の珠玉の短編集!
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スタン・リー 他[作]スティーブ・ディッコ他[画]石川 裕人[訳]
※電子書籍も同時発売
1963年、東西冷戦のさなか、アイアンマンは反共の戦士として誕生しました。その正体は、天才的発明家にして億万長者のプレイボーイ、トニー・スターク。今や誰もが知る人気ヒーローとなったアイアンマンは、いかにして誕生し、成長してきたのでしょうか?
本作『ベスト・オブ・アイアンマン』は、MCU版トニー・スタークのキャラクター造形の基礎となったエピソードを中心に、1963年3月の初登場号から重要な転換点を抽出した日本オリジナルの傑作短編集です。
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収録作品は以下の通りです。
●アイアンマン誕生!
――テールズ・オブ・サスペンス Vol.1 #39(1963年3月)
●謎のミスター・ドール
――テールズ・オブ・サスペンス Vol.1 #48(1963年12月)
●瓶の中の悪魔
――アイアンマン Vol.1 #128(1979年11月)
●鉄を纏うのは誰だ?
――アイアンマン Vol.1 #170(1983年5月)
●スタークの戦争
――アイアンマン Vol.1 #225(1987年12月)
●緑の駆け引き
――アイアンマン Vol.1 #305(1994年6月)
アメコミファンはもちろん、「映画のアイアンマンは知っているけど、アメコミはまだ読んだことがない」という方にも、ぜひおすすめしたい一冊です!
それでは今回はこのへんで。次回は2023年4月の新刊案内にてお会いしましょう!
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