回避性愛着障害について
こんにちは豊(ゆたか)です。
今回は私のケースではありますが、回避性愛着障害を乗り越えていくためのステップを紹介したいと思います。
なぜ今回このお題を記事にしようと思い至ったのか・・・
それは、
この障害は参考文献が非常に少ないからです。
私は専門書や医学書を自分で読み進めていくつかのパーソナリティー障害を乗り越えてきました。最後にこの回避性愛着障害にたどり着きましが、参考文献があまりにも少ないため、非常に路頭に迷いました・・
非常に少ない参考書籍には、他人に安全基地になってもらうなどの治療方法が書かれておりますが、私は信用できる友人はおりませんし、家族も信用できません。そして何よりも助けを求めること自体が苦手なためこの方法は選択できませんでした。
今回カウンセラーの方に依頼をして症状の克服に挑んでおり、同じような症状に現在悩んでいる方向けに発信していこうと思います。
概要
まず最初に回避性愛着障害について概要をご説明いたします。
回避性愛着障害とは、愛着回避の程度がひどく、社会適応に困難を生じるレベルのものを指す。子ども向けの非常に狭い概念に抑制性愛着障害がある。大人にも広く当てはめることのできる概念として、回避性愛着障害がある。愛着回避の「愛着」とは特定の人に対する特別な結びつきのことだ。また、人格のもっとも土台の部分を形造っているものである。その型として愛着スタイルというものがある。その回避型愛着スタイルと呼ばれるものが他人とのつながりを回避しようとする傾向を持ちやすい。回避型愛着スタイルによる困難の程度が相当高いものが回避性愛着障害と呼ばれる。
(参考 :『回避性愛着障害~絆が稀薄な人たち~』岡田 尊司 光文社新書 初版)
簡単にご説明しますと、他人と親密な関係を回避する傾向があるというのが特徴と思います。
ですが・・
正直ガッチリ概要に当てはめる必要はないと私は思います。
何故なら個人個人で理由は異なりますし、概要に当てはめるよりかは原因に沿って治療したほうが良いからです。
ちなみに私の症状をご説明しますと
①他人に助けを求められない(嫌がらせをされても助けを求められない)
②愛情を向けられると逃げたくなる(心からの寄り添いほどざわざわする)
③怒りのコントロールが効かない
このような症状がありました。
現在は幸運にもこの症状たちを克服しており、大幅に改善していると実感してます。
原因
愛着回避の「愛着」とは特定の人に対する特別な結びつきのことですので、基本的な原因は親との結びつきであると思います。
実際私の実両親とは安全な親子関係ではなく、幼少期は非常に困難な時期を過ごしました。詳細は割愛いたしますが、現在両親とは会うことはありませんし、彼らは私がどこに住んでいるのかさえ知りません。
私は会わないことで身の安全を守れていると感じますし、自分で出した答えをカンセラーさんに認めてもらえたことで肩の荷が降りた気がしました。
治療開始するまで
現在お世話になっている心療内科は、非常に良心的で熱心な先生とカウンセラーさんが在籍しており、安心して通うことができています。それまであまり話を聞いてくれない先生や、いい加減な先生などに当たり手痛い目に遭いましたが、諦めず探し続けて今の心療内科へ通えています。
良い心療内科とカウンセラーを見つけることは非序に大切なプロセスとなりますので、ここは粘り強く自分の足で探してください。
そして私はほとんどの症状を書籍から学び、行動療法で治療を自分で行ってきました。私が思うに、
自分の症状を自分で説明ができるようになるまでが非常に大切なステップと考えています。
それには書籍から学ことが一番安全で、誰からも邪魔されずに自分のペースで症状に向き合うことができるので、私は本当に強く書籍を読むことをおすすめします。
⭐️また別の記事でおすすめ参考記事をご紹介しようと思います
治療開始
最初はカウンセラーさんを信用して良いのかわからなかったため、当たり障りのないことから話始めました。そして現在回避性愛着障害と思われる症状について悩んでいる旨をはなし、現在の環境やどんな自覚症状があるのか、淡々と話しました。
熱心に向き合ってくださるような感覚を感じたため、親の接し方や幼少期の出来事など詳細を話しました。話をする中で感じた怒りや無力感・現在の自分がどのように感じるのか、自分の感情と向き合っていく過程を取りました。
話しながら情報の整理をしていく感じです。
例として、
助けを求められない背景に起こった出来事について話す→
どのように感じていたのか→
どのようにして欲しかったのか→
今の自分だったらどうしたら良いと思うか→
現在の生活で症状が起こったときに実践する。
これが大まかな治療のプロセスです。(抜けてたらすみません汗)
私もそうですが、どこか自分に非があったのではないか考えてしまうところがあり、そうではなくカウンセラーさんも一緒に怒りを感じていただけたことは非常にありがたかったと思います。
そして何より幸運だったことは、現在私を取り巻く環境下で信頼できる方々がいてくださることが何よりも救いとなっています。
回復が進むにつれて、ちゃんと周りの人に助けを求めることができています。
以前は助けを求めたら何をされるかわからない恐怖心に支配されていましたが、今は自分の本質的な気持ちに向き合うことができるため、目的を中心とした会話ができています。そして、本質的な自分の感情と向き合うことができているため、言葉を受け取ってもらえない怒りに支配されることもなくなりました。
本質的な感情と向き合うことでこれが自分自身であると自覚ができるようになりました!!
最後に
いかなる時でも決して諦めず自分自身を信じて前へ進んでください。
孤独感を感じて絶望的になったり、何故周りの人のようにうまく接しられないのか、自分の至らなさに心が折れそうになることもあると思います。
ですが、
必ず治療法は存在し、知恵を歴史の中で誰かが残してくれています。
その知恵をしっかりと自分で勉強し、自分の糧としてください。
私も引き続き頑張ります
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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