ばあば、機械編み_タッピ返し
生前父はいつも👵ばあばの作った機械編みの腹巻をしていました。じゃりん子チエのテツ風な感じ、半分に折り、夏はちぢみのステテコ、冬はメリヤスのパッチの上に、年中腹巻を付けていたのを覚えています。
何年か前に父と同じような腹巻を編んで欲しいと👵ばあばに頼み作ってもらいました。腹巻はもう二度と作りたくないと言われたので、貴重な一枚となりました。
ゴム編みをキレイに編むのは結構難しいそうです。👵ばあばは持っていませんが、難しいゴム編みもスイスイ編む事ができるというリブ機(ゴム編機/リブニッター) というゴム編み専用の編機もあるくらい。
腹巻のような全部ゴム編み、ただひたすら単調なゴム編み、地獄のタッピ返しの場合は、あったら良さそうです。
ゴム編みはメリヤスで編んで、目を落として、指でゴシゴシしごいてから、タッピでカチャカチャ抜き刺します。この抜き刺しを『タッピ返し』といいます。編み地に刺すとベラが開き、手前に抜くとベラが閉じます。タッピはベラ針ともいい、編機以外でもかけはぎ、ほつれ直し、糸始末、目落ち、引っ掛け直しに使う道具です。機械編みでは裾や袖口のゴム編みに、編み目が落ちた時にも使います。女性のニットの場合、スッキリキレイに見えるので、👵ばあばは1目ゴム編みが好きだそうです。
ゴム編み=リブ編み
ゴム編みは表編みと裏編みとを交互にくり返し、縦方向に畝ができるようにした編み方、伸縮性があります。ゴム編みのゴムは伸び縮みするから?リブは肋骨(=rib)のようであることからリブ編と呼ばれるようになったそうです。
タッピ返し ↓ どんな感じか👵ばあばにちょっとやってもらいました。