ベイビー・ドライバー ~俺たちスーパー銀行強盗!~
おい!この記事のタイトルにピンときたお前!お前だ!さぞかし日本の配給会社に悲しい思いをさせられてきたことだろう!だけど大丈夫だ!お前だけじゃない!俺も同じ悲しみを背負って生きてきた!
※いつもはAmazonのリンクを貼っていましたが、本記事は挙げたタイトルが多すぎたため載せていません。各自ググってください。
そう!今や「ベイビー・ドライバー」で名の知れた(アントマンの監督を降板させられた時点で話題だったかもしれない)、エドガー・ライト監督だって同じ気持ちを味わった!
説明しよう!ゾンビ映画ファンなら知らない人はいない「ショーン・オブ・ザ・デッド」、そこから再びエドガー・ライト監督、サイモン・ペグ&ニック・フロスト主演のトリオで制作した映画が「ホット・ファズ ~俺たちスーパーポリスメン!~」(原題:Hot Fuzz)だ!あんなに面白いのに、日本の配給会社は勝手に「俺たちシリーズ」にしやがった!
え?「俺たち」を知らない?違う、「俺たちに明日はない」ではない!勝手に日本の配給会社によって「俺たち〇〇」と原題にはない単語をつけられてしまった可哀そうな、それこそ「サスペリアpart2」「バス男」に肩を並べる映画群のことだ!「ラグナロク」が「バトルロイヤル」になってしまったマイティ・ソーで落胆している場合ではない!
「俺たちフィギュアスケーター!」(原題:Blades of Glory)「俺たちニュースキャスター!」(原題:Anchorman: The Legend of Ron Burgundy)「俺たちチアリーダー!」(原題:Fired Up!)「俺たち踊るハイパー刑事!」(原題:The Other Guys)
もうやめてくれ!この愚かなジャップ共め!
余計だと思っていた「フォレストガンプ」の「一期一会」も、「グッドウィルハンティング」の「旅立ち」も、今や上品に感じられる!
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(原題:Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance))の素直さと言ったら!
憎き配給会社よ!「それが見えたら終わり」じゃねえよ!前編だろお前!
だが落ち着け……。「バス男」は評価されてちゃんと「ナポレオン・ダイナマイト」に戻っているではないか。「ホットファズ」もいつの日かしれっと「俺たちスーパーポリスマン」が外れているはずだ。もう「俺たち」にすがらなくても「エドガー・ライト監督作品」ってだけで売れるんだから……。
しかし悲劇はまだ残っているのだ!同じくエドガー・ライト監督、サイモン・ペグ&ニック・フロスト主演の「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」(原題:The World's End)の、あの凡作っぷりと言ったら!俺はなぁ!公開初日に観に行ったんだよ!だって「ショーンオブザデッド」「ホットファズ」と来たら面白くないわけないじゃないか!滅茶苦茶その期待は裏切られたんだ!イギリスのパブのスタバ化?そんな社会的なのかどうかもわからないメッセージなんていらねえんだよ!これだけは「酔っ払いが世界を救う」がついていたほうがいいかもしれない!
でも邦題はたまに良くなることだってあるんだ!フローズンがアナと雪の女王になったりするんだ!ランペイジに「巨獣大乱闘」ってつけたほうがわかりやすいだろ!ドウェイン・ジョンソン感が出るだろ!
何が言いたいか?
「Don't Let the Riverbeast Get You! 」の邦題が「リバービースト ある半魚人の憂鬱」じゃなかったら俺は「リバービースト」に出会ってないのだ!(残念ながらディスク化された際に外されてしまった)
え?お前「RB」を観ていないのか?じゃあリンクを貼っておくから買え!
じゃあな!