OSJ新城32K 振り返り

5:07:57 総合46位
あまりにも悔しいので書き始めたが、ただただ悔しいしか出てこない。

序盤が渋滞するという噂を聞いていたので、出走時刻の40分前にスタート列へ。稲毛さんとともに前から5列目くらいを確保。
最初は2km以上の林道走り。スタート直後に一気に抜いて20位くらいへ。思ったより周りのペースが遅いので少しずつ順位を上げていき、5位で山に取りついた。が、4位の選手のペースがやや遅く、ブレーキ。シングルトラックで追い抜いてよいものか迷い、焦りながら後ろについていたところ、6位にいた選手が自分ごと追い抜いて行ってくれたので便乗して前へ出る。しばらくはその人に引いてもらって3位まで浮上した。最終的に総合優勝した人だった。
6~7kmくらいで1位まで捉えたものの、前2人の岩場のこなしが速い。岩場で離され、緩い登りで差を詰める展開が続く。がれた下りで一度大きく差を広げられて見えなくなったが、亀石の滝エイドを過ぎた後の本格的な登り区間で再度追い上げ、2位浮上。3位は登りで引き離したものの、1位には追い付かないまま宇連山山頂まで着いてしまい、そのまま一人旅になった。
宇連山から西に進む区間はフラットで走りやすかった。一方で、一人になってペースが掴めず、なんとなくタラタラ走ってしまった。前との差は開いてしまい、後ろからは若干詰められていたと思われる。22km地点の棚山エイドも2位で通過し、大小のピークが連なる区間に入る。
登りが始まって早々に、内転筋がつり始めた。こらえて進むがペースが上がらない。つったほうの足をかばっているうちに逆足の内転筋がつり、そこをかばっているうちに膝上がつった。バタバタしながらピークをいくつか越えたところで立て続けに2人に抜かれ、4位転落。5位の選手も後ろに見えてきたが、なんとかリードを維持したまま登り終え、下り区間へ。このあたりでだいたい25~26km。残りは下り基調の約5km、入賞圏内で粘り切れると思った。
しばらくは普通に下ったが、だんだん体が動かなくなった。脚が疲れているだけじゃなく体中が痺れはじめ、やばいと思った。エネルギー不足なことはわかったが、補給が残っていなかった。1人に抜かれて5位転落。そしてあっという間に後続に抜かれて入賞圏外になり、気持ちが切れて座り込んだ。一度止まると完全に動けなくなり、リタイアすることを決めた。29km地点の最終エイドが近いことはわかっていたので、休み休み歩く。手足と顔が完全に痺れ、意識も若干朦朧として、ちょっとだけ死ぬかもと思った。10人くらいに抜かれながらエイドに辿り着いた。
エマージェンシーシートでくるんでもらい、カイロをもらい、温かいお茶をもらった。レインウェアを持っていたのになぜか着ることを思いつかずにエイドまで歩いたので、冷え切っていた。温めてもらってもなかなか回復しなかったが、食べ物をもらったら一発で楽になった。やっぱりハンガーノックだったんだ、と思った。完全にリタイアするつもりだったが、現金なもので、少し元気になると残り3kmでリタイアするのも嫌だという気持ちが戻ってきた。20分くらいエイドで休ませてもらい、追加で食料を持たせてもらって再スタートした。そのあとは一切無理をせず、歩いたり小走りしたりしてゴール。
あそこにエイドが無かったら割とやばかったと思う。本当にありがとうございました。

悪かったこと。
準備不足だった。単純に、4時間以上動くためのトレーニングも装備も足りていなかった。
4時間半でゴールする想定で、45分に1つの計算でジェルを5個持った。どう考えても予備を持つべきだった。
直前期にもっとカロリーと水分を取るべきだった。体重を絞る方向ばかり考えていた。

良かったこと。
序盤2時間は強かった。オリエンティアとしては正しい。
登れた。登りはウィークポイントだと思っていたけど、たぶん32Kの中では2番目に登りの出力があった。中盤のつづら折りをガンガン走って2位をまくれたのは自信になった。最近のトレッドミル走が活きた気がする。これは本当に嬉しい。

自分に強さも感じただけに悔しさも大きい。俺はいつまで「結果はダメだったけどここはよかった」とか「これが無ければ勝っていた」とか言って納得した気になっているのか。全日本以来の悔しさを感じている。それくらいのターゲットレースだった。

腸が煮えくり返ったまま落ち着かないので、上田バーティカルと善光寺ラウンドトレイルと戸隠マウンテントレイルにエントリーした。全部入賞する。

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