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アーサー・ビナードさんの講演会に…。

北海道3市YWCA合同企画アーサー・ビナードさんの講演会に。

ビナードさんが作られた紙芝居からスタートした講演会。

『ちっちゃい こえ 』 脚本: アーサー・ビナード
絵: 丸木俊・丸木位里「原爆の図」より 出版社: 童心社

この紙芝居は、丸木俊さんの原爆図を元にビナードさんが7年間の歳月を
かけて作り上げた紙芝居です。
広島に居を持ちながら、その地での聞き取りをしながら作り上げた作品。

そんなお話を直にご本人から聞くことができるのが講演会の醍醐味。

この紙芝居の主役は細胞です。細胞のちっちゃなこえを
あなたは聞いていますか?

原爆によって細胞は侵されていきます。じわじわと静かに。

細胞に菌にウィルス、あなたのカラダに共生しているものたち。


ワタシは除菌や消毒というのが、実は大嫌いです。

人間には必要な菌があるのに、なぜそんなに除菌、除菌と
言うのか、CMするのか。わからん。

ほどよく菌があるから成り立つのです人間のカラダは。

菌を除くから、いろいろなことがおこるんです。

それって、人間関係にも似ているのかもしれません。
ほどよく嫌な人がいるのがちょうどいい。
みんな仲良く、それってちょいと気持ちが悪い。
仲良くなんかできないよ〜。いやなものはいやなんだよ。
それでいいと考える。

もう一つ紙芝居を演じてくれました。こちらは1942年の作品
紙芝居の大家である高橋五山さんの作品で『ガンバレ コスズメ』
戦時中の国策紙芝居です。すずめやつばめや鳩を擬人化して
ありえないことを紙芝居というメディアを使い、国民に周知していく。
そんな時代があったことと今のコロナ禍がもしかして同じなのでは
ないか、国は情報は本当なのか、信じていいものなのか?

ビナードさんの話を聞きながら、うんうんそうとうなづきながら
やはり、メディアや政治のこわさを感じる。
今のコロナ禍と戦時下を合わせながら語られていたことが
興味深かったです。ビナードさんはマスクをしません。

まずは疑う。それってほんとですか。
そして調べる。ジブンで考える。

そんな人がたくさんふえるといいな。

今、情報が溢れすぎるこわさを感じています。
何を取り、何を手放すか。

子どもたちには、情報リテラシーをしっかりと伝えてほしいし
伝えていきたい。

そんなことをココロにズシンと感じた講演会でした。

アーサー・ビナードさんありがとうございます。

今日は、紙芝居と絵本2冊(学校図書館蔵書)のサインを
してもらいました。ありがとうございます。
ワタシが持っていった紙芝居を演じてもらえちゃいました。
間近にお話もでき、うれしかったです。⬅ミーハーです。


読んでいただき、
ありがとうございます(*˘︶˘*).。.:*♡


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