小5の家庭科で思うこと!!
小学校の特別教育支援指導員として丸4年。
小学5年生の家庭科の授業、特にミシンや手縫いの時にサポートで入ることが多いです。
『作る』ということが、大好きな私にとって、家庭科の授業のサポートは大好きです。
今日は、小5家庭科。ミシン縫いでエプロン作りです。
今日と明日、2時間ずつ。+1時間。
昨日の放課後、ミシンの確認と事前にボビンには糸を巻きつけておく作業をしました。担任と特別支援学級の先生は、お二人とも男性で、あまり得手ではないように思えました。
そう、小学校って、全科目ですもの、先生って大変だな〜と感じることが多々あります。特定の科目だけでも専科の先生になればいいのに…。
そうあってほしいと、いつも感じます。音楽とか図工とか家庭科とか…。
先生たちにも、得手不得手はあります。
モノ作り大好きな私は、図工や家庭科で呼ばれることが多し。
さて、いつも家庭科で感じること。
🔸 しつけをする。これも必要なのか、基本的だから?
エプロン作りの手順
①キットの線に合わせて裁断。
②アイロンでしっかりと折り目をつける。
③しつけをする。
④ミシンで縫う。
しつけは、みんながやらなくてはならないのか。
今日、ある男子の一言「まち針をつけて、ミシンをかけてるけどな〜」
おっ、普段からミシンを使っている子でした。ぬぬ、やるな〜。
それも工業ミシンを使っている。直線縫いのミシンですな〜。
しつけも大切です。とは思いますが、いろいろな方法があるのを知るのもいいのではないかと、個人的に思っています。
家庭科の授業では、調理実習も?マークがたくさんでます。
もっと自由であっていいのに。
こんな方法、あんな方法。いろいろなやり方を提供してもいいのではないか。
今回のエプロン作りは、もうキットになっています。線は付いている。
切って、アイロンをかけて、しつけをして、ミシンで縫う。
ひもを通して、ポケットをつけて、出来上がり。
毎年、同じキット。絵柄が変わるぐらいですね。
そう、キットでないと時間数が間に合わない。
体験することが大切?
学校教育って、本当にいろいろなことをぎゅぎゅっと詰め込んでいる感じがします。いろいろなことを子どもたちに体験、経験、教育するために。
現存の教育環境、そことは異なる教育環境…
いろいろな選択肢があり、子どもたちは選ぶことができたなら。
義務教育って。なんなんだろうなぁ〜。
当たり前に、小学一年生に入学する、そんな春が間近に。
家庭科から義務教育のことになってしまいました。
今日は、こんな絵本を
夏休みに、自分だけの文明を作ってしまったウェズレーのお話。
みんな同じじゃなきゃだめなのかな〜、みんなの当たり前って、
自分だけのものを作り出す楽しさが詰まった絵本です。
『ウエズレーの国』 作: ポール・フライシュマン 絵: ケビン・ホークス
訳: 千葉 茂樹 出版社: あすなろ書房
絵本や児童書の中には、当たり前から脱却する物語が多いような気がします。
私にとって、絵本と児童書は、最幸の育児書でした。そして今も子どもたちと関わるための指南書です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます(*˘︶˘*).。.:*♡