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「応援する」ということ

こんにちは、しょーま(@shoooomaNOsekai)です。最近はパスタ作りにハマっています。一人暮らしにとってパスタは圧倒的に味方ですよね。得意なパスタはアラビアータです。当然のように辛党です。

先日、「応援すること」について考える機会があったのでここで残しておきたいと思います。

「禁酒しよう!」

弊社で学習コーチとして働いてくれている大学3年生の話。
もちろん一緒に飲んだこともありますが、お世辞にも酒癖はよくない。全然よくない。ちゃんと悪い。
そんな彼が、なにを思ったか「8月いっぱい禁酒しよう!」と決めたんです。僕もめちゃくちゃお酒好きだからわかるのですが、8月のビールといったら、草原を駆けたくなるような美味しさ。僕じゃ簡単にやめられないと思いますが、彼は固い決意で禁酒を成し遂げました(本当にすごい)。
彼に「禁酒するのに何が1番大変だったか」を聞いた時、彼から聞いた言葉に少しどきっとしました。それは自分の欲求に耐えることでもなく、イライラから逃げることでもなく「何気ない周りからの言葉」だったからです。

「どうせ無理だよ」

彼は無類の酒好きです。その酒豪っぷりもさながら、「どんなにお金がなくても、どんなに時間がなくても、誰かと飲みに行くことは最優先」ときた。今回の禁酒へのチャレンジは、登ったことのない壁を登るほど苦しい思いをするだけのことだったのだろうと思います。禁酒中も、仕事の合間で声をかけると「マジで飲みたいっすよ笑」というぐらいでしたから、よくやったなぁと心から思います。

弊社、毎日決まった時間に日常や業務の中でよかったことや気づいたことをシェアする文化がありました(今は違った形でシェアする形になったのでなくなりました)。そこで彼が禁酒中に話したことが衝撃的で、ハッとさせられました。

「今自分の意志で、勝手に禁酒してるんですけど。そんなチャレンジを周りの人に話すと、「絶対に無理」とか「なんでそんなことしてるの?」って言われるんです。わかるんですけど、こんなに応援してくれる人って少ないんだなぁって思って。僕たちは大学受験という人生に大きなチャレンジをしている受験生を応援する立場で、彼らのチャレンジからしたら自分のチャレンジなんてちっぽけかもしれないけど、応援してくれる人の存在がどれだけ大きなものなのかを身をもって知ることができました。僕らが応援している受験生は逆転合格を狙っていて、身の程を知らないと周りからも言われるようなチャレンジャー。その1番近くにいる応援団なんだということを改めて実感したし、どんな時でも彼らの1番の理解者であり、応援団であることを忘れないようし指導していきたいと思います。」

言葉の真意と受け取り方

彼に言葉を投げかけた人は、悪気があったとは思いません。関係性もあると思うし、その場の空気で面白おかしく話してしまっただけだと思います。それでもそこから彼が感じたことや、それを我々にシェアしてくれたことは、本当に大きな学びだと思います。

最近では、いろんな形で「人を応援すること」が目に見えるようになってきました。Twitterのリツイートやいいね、Facebookのシェア、クラウドファンディングもそのひとつですよね。親指ひとつで簡単に応援の意志を表すことができます。一方で、誰でも発言できる環境ができるようになったことで「なんでもぶつけていい風潮」があるようにも思います。多分そんなに深い意味はないだろうなーと思うことがほとんどですが、いかがなものかなぁなって思ったりもしています。応援するってことが簡単ではないからこそ、いろんな形になっているとは思うのですが、だからって応援が簡単なものではないし、むしろ本当に心から応援することの大変さを今回の件で考えさせられました。

「応援する」ということ

まだまだ「何かをしたい!」とか「何かをやりたい!」と思った時、自分の価値観と照らし合わせて「やめたほうがいいよ」とか「無理じゃない?」と言われるような今日この頃だと思います。

言いたくなってしまう気持ちもすごくわかる。自分の大切な人が何か危ない橋を渡ろうとしているのを見たら、心配になって声をかけたくなるのが人の性というものだから。親しい人が新しいことをやっている時にちょっかいかけたくなるのもわかる。ちょっと面白く感じてしまうのもわかる。

でも。
一旦その言葉を飲み込んで「その言葉は自分の価値観の押し付けになっていないか」を考えてみてください。この思考があるだけで、心のない言葉が減って、多くの人がほんの少しだけ前向きに生きられるようになるんじゃないかな、と日頃感じます。

最近自分の世界が広くなってきて、いろんな人と関わるようになってきました。そしていろんな価値観に触れるようになりました。僕は天才ではないので、世界全体を変えるような人ではない。

だからこそ、となりにいるあなたの一歩を応援できるようになりたい。そんな思いで毎日生きてます。そんな僕も完璧にできているわけではないからまだまだ精進しなきゃとも思っています。今回の話で弊社がやっていることに興味をもってくれた人がもしいたのなら、こちらもご覧ください。


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。もしよろしければ、また別の記事でお会いしましょう。Twitterも細々やっているので、もしよかったらそちらでもお話しましょう。

Photo by Casper Nichols on Unsplash

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