ポートランド滞在記録1【Do It Yourself精神と資源が循環する暮らし】
こちらに滞在して早くも10日が経過し、現在2週間を終えようとしています。
到着した時は奇跡の晴れ模様だったようで、雨も多くなり通常のポートランドになってきたかなという感じのようです。
本日は日本でも有名なリビルディングセンターに行ってきました。綺麗に曇天。
僕は行ったことありませんが、長野県諏訪にも日本で話題のリビセンがあるということは聞いていたのですが、初めてリビセンなるものに行きました。
多様な人たち向けのDIYなどのクラスも開催しており、非常にコミュニティ機能として素敵!
低所得者層の人たちが安全で、安心の住まいを手にできることだけでなく
住宅の修繕をするカルチャーを醸成することで、気候変動へのアプローチもしているという非常に面白い取り組みだと思いました。
個人的に、2つ以上の課題をつなげて解決することってすごい大事だよなと思っているのでまさにそのめちゃめちゃ面白い事例だなと思い興奮!ただ、さらに面白いのはこの取り組みにスポンサーや寄付をするメンバーによって支えられていること。
日本だと、2つ以上の課題を繋げて活動をデザインしていると、結局何がしたいの?と認識されることも多々あったのでなんか、これもまた勇気の湧く事例でした。
結構、ポートランドはこのゴミと認識する範囲が狭いな。
暮らしていると本当に使えないもの以外は資源にとらえて活用していく感覚があるような。
ゴミも、分類が多いわけではないんだけど
・キッチンで出たゴミはコンポスト
・リサイクルできそうなものは基本リサイクル
・それ以外がゴミ
的な感じで面白い。
そして、とにかく大胆。笑
先週訪れたリサイクルセンターでも思いましたが
カートに積まれる物たちがとにかく大胆。笑
そして、多分完全な分別みたいなことはされていない。
これ、誰が使うんだ?みたいなものも。
でも、本日のリビセンに行って納得。壊れてそうなものも、ポートランドなら素敵な宝物に変えてくれる人がいるんだろうと思いました。
資源を再利用するってすごくコストのかかることだとんですが資源を循環させるという姿勢がすごく素敵だなと思うのでした。
前回のFree Libralyもそうだよね。
リビセン、Free Library、リサイクルセンター然り
自分たちにとっていらないものを地域で必要としている人に届け資源にするということが個人のアクションから非営利活動まで仕組みになっているのは本当にすごい。
日本だと売れるもの売れないものの選別が結構厳しいし、売れないものは個人で処分するというルートであり、そのものが使えるか使えないか?という完成された商品として購入する印象が強いけど
ポートランドでは自分たちで住まいは手をかけることができるという住宅への眼差しが少なくとも日本よりは浸透しているのだろうなと感じました。
かくいう、僕ら家族が住んでいるAirbnbもところどころこれDIYしてんのかな?みたいな箇所がありすげーなと話しています。
とはいえ、この身体的な感覚ってきっと元々日本にもあったのだろうなと思う。現代では食も住まいも手を使う機会が減り、経済活動が増えた。
それにより失っていることもあるよぁと再確認。
「手」の感覚を取り戻すことで、僕らの暮らしはもっと豊かになっていきそうだ。
「人間はクリエイティブで一人一人がユニークな存在」
少しだけポートランドに住む人たちの人間観が少し垣間見えた気がします。
次回は今回の話にも繋がる気がするのですが
とても美しいポートランドに住む皆さんのガーデンについて書こうと思います!
それでは!
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