僕らが旅に出たワケ
どうも、岡田です。
さて、Facebookではシェアしましたが改めてなぜ、今回のチャレンジをすることになったのかについていろいろな背景をシェアしていきたいと思います。
家族の紹介
最初に簡単ではありますが僕らの家族のことについても紹介しておきます。
ぼく:東京都足立区生まれ、大学生の時はヒッチハイクで日本を一周したり、バックパッカーをしている時期がありましたが2011年東日本大震災をきっかけに陸前高田市にある広田町という町に関わりをもち、大学卒業後からは移住して活動してきました。今住み始めて10年くらいになりました。その関係で地域づくりやまちづくりに興味があり、ボトムアップ型の市民主体( 住んでいる人も関わっている人も)のまちづくりをどのように実現できるのか?というのは関心ごとに一つにあります。その中でデンマーク、フォルケホイスコーレとの交流事業なども行い、活動を海外へと接続し広げてきました。
2021年から2023年はデンマークのフォルケホイスコーレのプロジェクトの一環で世界中のフォルケホイスコーレ的な考えを共有できる仲間たちと共同でのプロジェクトを実施してきました。
同時に人生の豊かさとは何かについて震災をきっかけに考えるようになりました。こっちのテーマの方が根本的な自分にとってのテーマです。今ではその問いが昇華され「人々が持つ人間観」が日々の生活や社会制度にどのように影響しているのか?ということが関心ごとです。
妻さん:普段は完全フルリモートで家で仕事をしています。もうかれこれ13年くらいのお付き合いになります。基本的には僕とは全く正反対の性格ですが、大事な価値観は合うところもあり良き人生のパートナーです。
僕がいろいろなチャレンジをする中で常に即答で「いいよ」と言ってくれる神的な存在です。今回の件についても即答でした。
僕がチャレンジ/コミュニケーション担当だとすると、妻さんは情報収集/安全管理担当といったところですね。
長男くん(便宜上):とにかくパワフルな5歳です。自分の主張したことは基本的にあらゆる手段を使って遂行します。最近はドラゴンボールの影響か「つえー奴」と戦いたいそうです。家族の中では圧倒的なSense od wonder担当です。
次男くん(便宜上):おっとりマイペースの2歳。実は成長も同じくらいの子よりも1/3くらいのペースで成長しております。今回も彼がいることを前提にいろいろな作戦を考えて臨んでいます。僕ら家族のペースメーカーです。
ということでこんな面々の家族なわけですが、単純に考えれば行かない選択肢もあったわけですが今回は家族みんなでチャレンジングな方向で選択しました。
今回の旅立ちのワケその1
一つ目には2017年から行なっている学舎「Change Makers` College」での卒業生や世界中の仲間との繋がりが大きなきっかけです。
それについてはChange Makers` Collegeのnoteに記載しましたのでもしよければ読んでもらえればと思います。
【ご報告】 4ヶ月コースの長期休止のお知らせ
ただ、それだけではないので上記のnoteには書いていない個人的な想いに踏み込んだことを書きたいと思います。
世界中で近しいことが起きている?!
「昔はデンマークも人との繋がりがあって地域コミュニティが元気だったが最近はコミュニティが解体されることも多くなった」
2019年デンマークでの出張中に上記の話を2回聞きました。
世界一幸せだと言われるデンマークでも日本と同じようなことが起きている。
この話をきっかけに僕の中では世界のつながりについて、共通性についての理解が芽生えたような気がします。
かつて、僕が学生だった頃に
「Think Globally, Act Locally(グローバルな視点で考え、ローカルで活動せよ」という標語が流行っていました。
今では、「Think Loccally, Act Globally」の方がしっくりきます。
地域をとことん考え尽くしたアクションはグローバルなアクションにつながっていく。僕の中ではそんな印象です。(もちろん双方大事なのですが)
震災から10年間強はどっぷりとLocalに浸かり活動をしてきました。だからこそLocalでとことんやってきた10年間は地域活動以上の意味があるのではないかと直感的に感じています。
その直感をさまざまな体験を経て理解していくことが世界のさまざまな地域で暮らす一つ目の理由です。
今回の旅立ちのワケその2
「私たちはあなたたちの活動をとても素晴らしいと思うよ、なんでも応援するから一緒に頑張ろう!」
僕が初めてデンマークに行ったときのことです。
SETの活動やChange Makers` Collegeという訳のわからないプロジェクトを数少ない情報の中で本質的に理解してくれ、そしてなんでも応援するという言葉掛けをもらいました。
NPO法人SETについて
Change Makers` Collegeについて
小さな地域で取り組んでいた活動は、デンマークで見れば国全体で取り組まれていたり、法律の中に組み込まれていたりしてとても勇気をもらったんです。
そして2021年からデンマークだけでなく、世界中で同じような想いを持って動き始めている人たちがいるということが見えるようになってきました。
そして、そうやって活動している仲間がいるということが更に希望になっていると感じています。
2022年はデンマーク、メキシコ、ポーランドとさまざまな地域から来てもらいました。
だからこそ、彼らと緩く連帯しながらより柔やかなつながりと活動の土壌を耕したいと思っているのが二つ目の大きな理由になります。
今回の旅立ちのワケその3
世界中の暮らしのあり方を家族と体験し、これからの家族のあり方を考える土台にしたい。
これが3つ目の理由です。
長男くんが生まれて5 年。
毎日の忙しない日常の中では意外と対話をする時間を取ることも難しい。(でも何か問題が起きているわけではないのだが、、、)
だからこそ、今回の場所を変える、時間軸を変えるというアプローチの中で家族たちが同じ体験を通して、新しい考え方や価値観、そして元々あった考え方価値観にも出会っていくというのがとても大切な時間になると思っています。
対話は体験を共有するものっていうのもダイアローグを発明したデイビッドボームさんも言っているワケだし、豊かな体験が対話の土壌を作ってくれることに委ねながら過ごしていきたいです。
結果、変わらなくても、変わってもいいと思っています。
そこは子どものためにいくの?と聞かれるのですが。
子どもたちのためではないのです。
子どもたちにとっては環境も変わるだけだし、ただのストレスだけかもしれないです。なんならお友達と遊んでいる方が絶対に楽しい年頃なので。
妻さんと僕のわがままに付き合ってもらうくらいの気持ちで彼らには感謝して過ごしていこうと思います。
ということで、あるのですが、、、
まぁこういう理由は納得感があるけど、実は後付け。
直感的にChange Makers` Collegeの森の中で、直感的に必要だと思ったのが2021年。
妻に話しているのはその直後、次男くんがまだお腹にいる時のようです。
「まぁいいんじゃないかな?」と即答
そこから準備を色々してきて、今に至っているわけです。
ということで、直感を信じて。
この10月末まで過ごしていこうと思います。
それでは!
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